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台プラ、台湾と米国で半導体向け材料増産【図表】(トップニュース)


ニュース 電子 作成日:2026年9月30日_記事番号:T00131044

台プラ、台湾と米国で半導体向け材料増産【図表】(トップニュース)

 台塑集団(台湾プラスチックグループ、FPG)の台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)は29日、台湾中華化学工業(中華ケミカル・インダストリアル・ワークス)などと合弁会社を設立し、雲林県で半導体向け電子グレード硫酸を生産すると発表した。米国では、台湾紙業(台湾パルプ&ペーパー)と合弁で、電子グレード塩酸を生産すると発表した。それぞれ2028年12月以降に稼働する予定だ。30日付工商時報などが報じた。

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 台塑は、台湾中華化学工業と合弁会社、台塑中華先進化学を設立する。資本金は60億台湾元(約300億円)。台湾中華化学工業が50%出資し、台塑が20%、台塑集団の台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)、台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)、台塑生医科技(フォルモサ・バイオメディカル・テクノロジー)がそれぞれ10%ずつ出資する。

 台塑中華先進化学は、台プラグループの石油化学コンビナート、麦寮台塑工業園区(雲林県麦寮郷)で、半導体の先進製造プロセス向け電子グレード硫酸を生産する工場を設立する計画だ。投資額は68億元。第1期は28年12月に稼働し、第2期は30年に稼働する予定だ。中部科学園区(中科、中部サイエンスパーク)や南部科学園区(南科、南部サイエンスパーク)の半導体メーカーに出荷する。

 電子グレード硫酸は、半導体製造プロセスで、最も消費量の多いウェットケミカル(電子材料用薬液)の一つ。主にウエハー洗浄、レジスト剥離、エッチング後洗浄、CMP(化学機械研磨)後洗浄などに使われる。硫酸の純度がウエハーの歩留まり率を左右する。

 台塑は、先進製造プロセスの微細化に伴い、洗浄工程が増え、電子グレード硫酸の需要も拡大しており、28年に台湾域内の需要量が供給能力を上回る見通しだと説明した。

 台湾中華化学工業は現在、電子グレード硫酸の生産ラインが5本あり、顧客の半導体メーカーの先進製造プロセスや成熟製造プロセス向けに供給している。今年3月に半導体最大手メーカーの認証に合格し、今年第2四半期(4〜6月)から出荷を開始した。他3社の半導体メーカーでも認証中だ。雲林県麦寮郷の新工場の生産能力は、既存の生産能力の数倍になる見通しだ。

■米国で電子級塩酸の需要増

 台塑は米国で、台湾紙業と合弁会社、FTAテックを設立する計画だ。資本金は3810万米ドルで、台湾紙業が50%出資し、台塑が25%、台塑の米国子会社が25%出資する。

 FTAテックは、台塑のテキサス工場周辺で、電子グレード塩酸を生産する工場を設置する。投資額は1億2980万米ドルで、28年12月に稼働する予定だ。台塑の米国子会社の食品グレード塩酸を原料として、高純度化し、電子グレード塩酸を製造する計画だ。

 台湾紙業は現在、台南市新営区に電子グレード塩酸工場がある。顧客は、台湾や韓国、シンガポールの半導体メーカーだ。台塑は、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)など半導体メーカーの米国工場設置に伴い、米国の電子グレード塩酸の需要は今後10年で、年平均成長率(CAGR)が9.5%に上ると予測した。

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