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ガラス大手AGC台湾でストライキ、5%のベア要求(トップニュース)


ニュース 電子 作成日:2026年10月5日_記事番号:T00131127

ガラス大手AGC台湾でストライキ、5%のベア要求(トップニュース)

 ガラスメーカー大手、三菱グループのAGC(旧・旭硝子)の台湾子会社、艾杰旭顕示玻璃(AGCディスプレイグラス台湾)の労働組合はきょう5日午前8時、毎年5%のベースアップを要求し、7日正午まで3日間のストライキに突入した。雲林工場や台南工場の従業員900人が参加する予定だ。労組は30日労働部を訪れ、日本本社では2022年から毎年5〜6%のベースアップをしているのに、台湾では設立以来25年にわたり一度もベースアップがなかったと訴えた。台湾では、米メモリー大手、マイクロン・テクノロジーの台湾子会社の労組がストライキを計画しているほか、スナック菓子大手、乖乖の桃園市中壢区の工場が2日から、無期限ストライキを実施している。3日付中国時報などが報じた。

/date/2026/10/05/00agc_2.jpgAGCディスプレイグラス台湾の労組は30日、労働部の前で記者会見を開き、労働部の介入を求めた(30日=中央社)

 AGCディスプレイグラス台湾の労組の黄子謙・副理事長は、設立以来25年、一度もベースアップがない上、基本給は1万9200台湾元(約9万5000円)や2万6200元など不合理な水準に据え置かれていると指摘した。

 労組は、日本本社では人材引き留めのため2022年から毎年5〜6%の賃上げを実施しているが、台湾子会社は年間売上高100億元余りに上るのに、給与は停滞していると訴えた。労組は、過去7年の労使協議で、やっと物価手当1500元などを勝ち取ったが、AGCグループの成長や日本本社の従業員の待遇と比べると、見合わないと指摘した。

 労組は、会社側が永年勤続表彰を取りやめたほか、賃上げ計画の約束を反故にし、労使協議で妨害行為があったと指摘した。先日のストライキ実施の採決では、組合員の96%が賛成した。

 一方、会社側は、AGCグループは半導体をはじめ、さまざまな業種や事業を手掛けており、それぞれ市場環境や経営環境は異なると指摘した。給与や労働条件は、それぞれの事業の運営状況と長期的な継続に基づき評価すると説明した。周知の通り、ディスプレイ産業は近年、厳しい環境に置かれているが、労組が要求する給与や条件の改善を続けており、「過去25年、一度も賃上げや待遇改善がない」などの指摘は、事実と異なると反論した。

 会社側は、9月24日に2回目の労使協議を開く予定だったが、労組側が、本社の承認を得た毎年のベースアップ案がなければ、労使協議を続ける必要がないと主張したため、開催できなかったと説明した。

■乖乖、中壢工場売却でスト

 スナック菓子大手、乖乖の桃園市中壢区の工場は2日午前5時、ストライキを開始した。当初は1日間の予定だったが、無期限に延長した。7月に中壢工場の売却が発表されたことを受け、労組は、配置転換に対する補償がなく、配置転換を受け入れられない場合、離職を迫られると指摘した。桃園市政府に労使調停を申請したものの、2回とも成立しなかった。

/date/2026/10/05/00guai_2.jpg乖乖の桃園市中壢区の工場は2日から無期限ストライキに突入した(2日=中央社)

 会社側は、無期限ストライキに遺憾の意を表明した。労組の要求に対し、9月1日から5%の賃上げを実施しており、年1回以上の域内社員旅行を実施すると説明した。工場移転までの2年間は人員削減を行わず、その後にやむなく解雇する場合、解雇手当を給与6カ月分に2カ月分を上乗せして、労働基準法(労基法)を上回る水準で支給すると説明した。

 乖乖の在庫は約1カ月分。乖乖のココナツクリーム味は、緑色のパッケージ袋だ。中国語の「乖乖」が「きき分けのよい子」という意味で、緑色は機械の正常運転を連想するとして、工場や事務所などに、機械が正常に動くよう願掛けとして置かれることも多い。

/date/2026/10/05/00green_2.jpg緑色のパッケージの乖乖。機械が正常に動くよう願掛けとして置かれている(YSN)

 マイクロンの台湾子会社の労組は6日までの期限で、ストライキ実施の是非を問う投票を行っている。メモリー市場の異例の成長が続く中、労組は利益分配を求めており、9月4日と21日に労使協議を行ったが合意に至らなかった。

 

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