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AMDのスーCEO訪台、台湾投資拡大を表明(トップニュース)


ニュース 電子 作成日:2026年10月7日_記事番号:T00131180

AMDのスーCEO訪台、台湾投資拡大を表明(トップニュース)

 米半導体大手、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)のリサ・スー(蘇姿丰)CEO(最高経営責任者)は6日に台湾入りし、AI(人工知能)需要が予想以上に強いため、5月訪問時に発表した台湾のサプライチェーン(供給網)への100億米ドルの投資計画を引き上げると表明した。金額は公表しなかった。スーCEOの訪台は5月に続いて今年2回目で、滞在期間はわずか1日。ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)やAI(人工知能)サーバー受託生産大手、広達電脳(クアンタ・コンピューター)などのサプライヤーや顧客と相次いで面会し、今後3~5年の生産能力確保について協議した。7日付経済日報などが報じた。

/date/2026/10/07/00amd_2.jpg台南出身のスーCEO(中)は6日、台湾に戻るといつも楽しいと語った(6日=中央社)

 スーCEOは6日早朝に台湾に到着し、午前中に▽クアンタの林百里(バリー・ラム)董事長、▽クアンタ傘下の雲達科技(クアンタ・クラウド・テクノロジー、QCT)の楊麒令・総経理、▽鴻海精密工業(ホンハイ・プレシジョン・インダストリー)の劉揚偉・董事長、▽華碩電脳(ASUS)の施崇棠(ジョニー・シー)董事長、▽宏碁(エイサー)の陳俊聖(ジェイソン・チェン)董事長──らと面会した。午後はTSMCなど新竹のサプライヤーと面会した。

 スーCEOは、従来は1〜2年先までの計画を立てていたが、今は3〜5年先までサプライヤーと計画しており、IC製造、パッケージング・テスティング(封止・検査)などの生産能力を確保する必要があると説明した。

 スーCEOは、今年の中央演算処理装置(CPU)需要は大幅に増えており、AMDが供給量を増やしても、市場の需要は供給を上回るため、2027年は供給を大幅に増やす計画だと説明した。TSMCをはじめ、後工程やIC基板のサプライヤーは増産を進めており、特にTSMCの先進封止技術、チップ・オン・ウエハー・オン・サブストレート(CoWoS、コワース)を評価しており、今後も協力関係を深めると語った。

 サプライチェーン関係者は、AMDの一部プロセッサーとグラフィックスプロセッサー(GPU)は供給が逼迫(ひっぱく)しており、PC用プロセッサーも一時不足していたと指摘した。

 AMDの第6世代サーバー向けCPU「EPYC」の「ベニス(コードネーム)」はTSMCの2ナノメートルを採用する。後続の「ベラノ(コードネーム)」も2ナノを採用する。サプライチェーン関係者によると、AMDが28年に発表する予定のデスクトップPCとノートパソコン向けCPUは、TSMCのA14(1.4ナノ相当)の採用を検討しているようだ。

■メモリー確保も課題

 スーCEOは6日、メモリーの供給量がかなり逼迫しており、AIサーバーやPCに使うメモリーの数量を確保するため、サプライヤーや顧客と計画していると説明した。メモリーメーカーとの関係は良好だが、AIサーバー向けHBM(高帯域幅メモリー)やPC向けメモリーなどの供給量には限界があると指摘した。データセンターからPCまで、演算用半導体やメモリーの供給を調整することが目下の課題だと指摘した。

 台湾メーカーでは、力成科技(パワーテック・テクノロジー)、群聯電子(ファイソン・エレクトロニクス)がAMDのパートナーだ。

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