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TSMC、米国テキサス州で工場検討【図表】(トップニュース)


ニュース 電子 作成日:2026年10月16日_記事番号:T00131371

TSMC、米国テキサス州で工場検討【図表】(トップニュース)

 ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の魏哲家(シーシー・ウェイ)董事長は15日の業績説明会で、米国テキサス州での工場設置を検討していると語った。既にチームを現地に派遣し、半導体工場を建設する計画の顧客と協議しているが、まだ結論は出ていないと説明した。電気自動車(EV)大手テスラと宇宙開発会社のスペースXの最高経営責任者(CEO)であるイーロン・マスク氏が先日、テキサス州にAI(人工知能)用の半導体工場「テラファブ」を建設する構想を発表している。16日付工商時報などが報じた。

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 魏・董事長は、TSMCの大規模な顧客は米国に多く、現地で生産能力を拡大するよう求められており、米国政府の支援もある中、既存のアリゾナ工場以外に、テキサス州も候補地の一つだと説明した。自社で工場を建設する計画の顧客と生産能力について協議しているが、まだ結論は出ていないと説明した。

 魏・董事長は、TSMCが建設するか、顧客と合弁で建設するか、いずれもあり得るが、工場の運営はTSMCが担うと強調した。

 トランプ米大統領は現地時間14日、アリゾナ州で開かれた選挙集会で、TSMCの魏・董事長と電話で会談したと明らかにし、米国は近く世界の半導体生産能力の50%を握るようになると語った。また同日、米グローバルファウンドリーズ(GF)がニューヨーク州に半導体工場を2基建設すると発表した。日本が最大210億米ドル投資する計画だ。

■通年売上高、44%増を予測

 魏・董事長は、AIエージェント(自律型AI)の普及に伴い、AIアクセラレーターのほか、エージェント型AI向け中央演算処理装置(CPU)など先進半導体の需要が拡大していると指摘した。

 AI需要拡大を受け、TSMCの2026年の米ドル建て連結売上高は前年比44%増加すると予測した。通年の設備投資は600億〜640億米ドルに据え置くものの、26〜28年の設備投資は過去3年を大幅に上回ると説明した。

■3ナノ増産

 魏・董事長は、今後数年、台湾に先進製造プロセスや先進パッケージング(封止)工場を13基設置するほか、海外では5〜6基設置する計画だと語った。

 アリゾナ州の第2工場(Fab21 P2)は工事が終了し、設備を搬入しているところだ。3ナノメートルを採用する予定で、量産予定は2027年第3四半期(7〜9月)にやや早めた。

 熊本の第2工場(Fab23 P2)も3ナノを採用し、28年に稼働する予定だ。

 台湾では、南部科学園区(南科、南部サイエンスパーク)台南園区で3ナノ工場をさらに1基増設する。28年上半期に稼働する予定だ。TSMCは4月当時、3ナノ工場を1基増設し、27年上半期(1〜6月)に稼働すると説明していた。また、5ナノの一部設備を3ナノに切り替える。

 2ナノについては、新竹科学園区(竹科、新竹サイエンスパーク)宝山工場(Fab20)と南科の楠梓園区(高雄市楠梓区)高雄工場(Fab22)で増産していると説明した。27年の2ナノ生産能力は前年の2倍以上と予測した。また、2ナノ強化版のN2Pとバックサイド・パワーレール(裏面電源配線)を採用するA16(1.6ナノに相当)を下半期(7〜12月)に量産する計画だ。

 A14(1.4ナノに相当)については、27年にリスク生産(試験生産)に入り、28年に量産する予定だと説明した。

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