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チェコ・プラハ線の増便視野、半導体ビジネスや観光需要で(トップニュース)


ニュース 運輸 作成日:2026年10月20日_記事番号:T00131423

チェコ・プラハ線の増便視野、半導体ビジネスや観光需要で(トップニュース)

 星宇航空(スターラックス・エアラインズ)の梁文龍・公関長(CCO、最高コミュニケーション責任者)は19日、台北(桃園)~プラハ線の増便を検討する考えを示した。8月1日に就航し、10月から週4便に増便した。8月は搭乗率82%で、欧州旅行のオフシーズンの11月も80%以上を維持する見通しだ。12月からは週3便に減便する予定だが、観光客のほか、チェコのプラハから車や電車で2時間のドイツのザクセン州ドレスデンで、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が工場を建設しており、今後のビジネス客を見込んでいる。20日付経済日報などが報じた。

/date/2026/10/20/00czech_2.jpgチェコは中世の面影を残す美しい街並みや世界遺産など、観光資源も豊富だ(18日=中央社)

 スターラックスの梁・公関長は、TSMCのドレスデン工場はまだ量産を開始していないが、既に多くの設備メーカーや材料メーカー、エンジニアリング会社の関係者が台湾とプラハを往来していると説明した。TSMCの工場建設やサプライチェーン(供給網)の進出で、ビジネス客がさらに増えると予測した。

 観光客については、ハイシーズンは台湾からのプラハ旅行が多く、オフシーズンはチェコからの台湾旅行や、乗り継ぎ(トランジット)で日本旅行の需要があると説明した。

 チェコ政府観光局(チェコツーリズム)の統計によると、今年1〜8月にチェコを訪れた台湾人旅行者は延べ10万8800人で、前年同期比5.9%増加した。

 スターラックスのほか、中華航空(チャイナエアライン)も2023年からプラハ線を運航しており、今年4月から週3便に増便した。平均搭乗率は90%近い。従来はチェコまで乗り継ぎで20時間かかったのが、直行便の就航で13〜14時間に短縮された。

■42社がチェコ進出

 チェコに進出する台湾企業で構成するチェコ台湾商会(TCCCZ)の黄鴻章・会長は、チェコに進出している台湾企業は鴻海科技集団(フォックスコン)、緯創資通(ウィストロン)、英業達(インベンテック)など42社で、今後も増えると説明した。1995〜25年に台湾企業が発表した累計投資額は216億チェコ・コルナ(約1600億円)に上った。

 TSMCのサプライヤーで、化学品輸送の愛豊通運(アイトランス・エクスプレス)傘下のアイトランス・グローバルは、チェコ北西のウースチー州で半導体材料の物流センター「セントラルハブ」を設立する計画だ。

 チェコ政府の投資促進機関、チェコビジネス・投資開発庁(チェコインベスト)の投資・外国運営責任者のレネ・サメク氏は、チェコの半導体産業は70年余りの歴史があり、半導体関連企業は100社以上で、車載用やノートパソコン向けなど年間30億個の半導体を生産していると説明した。

 サメク氏は、チェコはドイツやオーストリアに近い上、人件費はドイツの約半分で、欧州のAI(人工知能)半導体産業の架け橋を目指していると語った。TSMCのドレスデン工場建設に伴い、ドイツやチェコ、ポーランドが台湾企業を誘致している。

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