ニュース 社会 作成日:2026年10月23日_記事番号:T00131505
中度(台湾基準。日本では強い~非常に強い勢力に相当)に勢力を弱めた台風30号(台湾では台風29号、アジア名・チャンパー)が接近し、離島の金門県以外の全ての県市に陸上台風警報が発令され、各県市政府は23日、公共機関・学校を休みにする「停班停課」措置を取った。10月の台風接近は異例。屏東県琉球郷の砂浜で、1人が高波にさらわれ、死亡した。交通部中央気象署(CWA)によると、24日午前まで雨が続く見通しで、北部や東部、中部の山間部では局地的に豪雨(24時間降水量が200ミリメートル以上、または3時間降水量が100ミリ以上)となる可能性がある。23日付聯合報などが報じた。
23日午前6時半時点の統計によると、1人が死亡し、94人が負傷した。22日午後7時半の統計で、街路樹が倒れるなど156件の被害報告があった。
台風30号は23日午後2時現在、宜蘭県の南東200キロメートルの海上を時速6〜15キロで北北東に進んでいる。中心気圧は945ヘクトパスカル(hPa)で、中心付近の最大風速は秒速43メートル、最大瞬間風速は秒速53メートル。風速7級(毎秒13.9~17.1メートル)の暴風域(日本では強風域)は半径320キロ。23日午後3時現在、台湾本島がほぼ暴風域に入った。
中央気象署は、23日深夜から24日早朝に、台風の中心が台湾からわずか80キロまで近づく見通しで、台湾の北東部から上陸する可能性があると説明した。風速10級(毎秒24.5~28.4メートル)の暴風域は陸地にかかる可能性が高く、宜蘭県や北東部は猛烈な風雨に見舞われる恐れがある。23日夕方から24日早朝にかけて、台風30号は速度を落とし、停滞する可能性もある。
蒋万安・台北市長は23日、あす24日に停班停課措置を取るかどうかは、23日午後8時に発表すると述べた。
■域内線、全便欠航
国営台湾鉄路(台鉄)は、23日は全線で座席指定列車を運休した。普通列車も一部路線で運休した。台湾高速鉄路(高鉄)は全線で通常通り運行した。台北都市交通システム(MRT)は、主要5路線を12分間隔で運行する。新北MRTは15分間隔で運行する。桃園空港MRTは、各駅停車のみ15分間隔で運行する。高雄MRTは15分間隔で運行する。
空の便は、域内線は全て欠航した。国際線も多くの便が欠航した。桃園国際空港では23日午前9時時点で、旅客機と貨物機合わせて596便が欠航となった。
百貨店最大手、新光三越百貨は23日、台湾全土の店舗を休業した。▽台北101購物中心(台北101モール)、▽遠東そごう百貨、▽遠東百貨(ファーイースタン・デパートメント・ストアズ)、▽環球購物中心(グローバルモール)──なども休業した。
会員制量販店大手、好市多(コストコホールセール台湾)や万家福(プロスペリティ・プラザ、旧・家楽福=カルフール)は通常通り営業した。
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