ニュース 電子 作成日:2026年10月29日_記事番号:T00131580
ファウンドリー大手、聯華電子(UMC)は28日の董事会で、シンガポールと台南市で、シリコンフォトニクス(光電融合、SiPh)や先進パッケージング(封止、アドバンスドパッケージング)を拡大するため、設備投資予算32億米ドルを承認した。今年のAI(人工知能)関連売上高は3億米ドル近く、2029年にAI関連の売上高構成比を25%まで引き上げる目標だ。29日付工商時報などが報じた。

シリコンフォトニクスは、シンガポール工場が中心だ。南部科学園区(南科、南部サイエンスパーク)台南園区では、12インチウエハー工場「Fab12A」の第7工場(P7)と第8工場(P8)を新設し、先進パッケージングを強化する。28年末に設備を搬入し、30年に計画の規模に達する見込みだ。
王石・執行長(CEO、最高経営責任者)は28日の業績説明会で、AI需要の拡大で、電源管理IC(PMIC、パワーマネジメントIC)やフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)の需要が拡大しているほか、光通信の高速化、電力供給の効率化、メモリーの帯域幅の拡大に対する需要も高まっていると説明した。
王・執行長は、第3四半期(7〜9月)から顧客と価格交渉を進めており、現在は最終段階だと述べた。8インチウエハーや12インチウエハーの一部の製造プロセスの供給が逼迫(ひっぱく)しており、27年第1四半期(1~3月)から平均販売価格(ASP)が上昇し、27年通年では前年比10%上昇すると予測した。
■Q3出荷、過去最高
UMCの第3四半期の連結売上高は前期比8.0%増、前年同期比25.6%増の742億3900万台湾元(約3600億円)だった。粗利益率は34%で、前期比1.5ポイント上昇、前年同期比4.1ポイント上昇した。純利益は前期比61.1%減、前年同期比9.7%増の164億3400万元だった。
第3四半期のウエハー出荷は121万2000枚(12インチウエハー換算)で 前期比7.3%増加し、過去最高だった。稼働率は92%だった。複数の12インチ工場がフル稼働となっており、8インチ工場の稼働状況も回復していると説明した。
顧客のディスプレイドライバIC(DDIC)、車載用レーダー、WiFi向けICなどの新製品がテープアウト(設計完了)した。22ナノと28ナノメートルの売上高は過去最高で、売上高構成比は35%だった。
第4四半期(10〜12月)のウエハー出荷量は前期比1〜3%増加し、ASPは前期と同水準の見込みだ。粗利益率は前期の34%と同水準、稼働率は91〜93%と見込む。
先進パッケージングやシリコンフォトニクス需要増を受け、一部の生産能力を特殊製造プロセスに転換すると説明した。
26年の設備投資は20億米ドルに据え置いた。
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