ニュース 商業・サービス 作成日:2016年8月2日_記事番号:T00065595
総経理のちょっといい店皆さま、暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。汗だくで不快な日は、仕事明けにみんなで爽快にビールを1杯といきたいですよね。日本人ならビールにはやはり焼き鳥が一番ではと思い、今回は焼き鳥の鳥福(トリフク)をご紹介させていただきます。
おかみの陳さん(左)と野中様(右)
ご紹介者は日本メクトロン、亜洲事業本部企画部の野中志敏部長です。残念ながら、野中様は7月31日にご帰国になりました。新天地でのご活躍を心からお祈り申し上げます。
日本メクトロンは1969年11月にNOKのフレキシブルプリント基板(FPC)製造子会社として茨城県茎崎村(現つくば市)にて創業。海外生産拠点の一つとして1986年、旗勝科技(メクテック台湾)を設立しました。世界有数のFPCメーカーとして、グローバルブランド「MEKTEC(メクテック)」を展開し、世界各地の製造拠点、販売拠点から、世界中のお客様にFPCを提供しています。
野中部長は、鳥福を日本人の友人から紹介されたそうです。「もちろん居酒屋にも焼き鳥はありますが、種類が豊富で、炭火で焼かれたおいしさは折り紙つきです」とのこと、期待が高まりますね。
鳥福は高雄で18年目になる老舗。開店当初から同じ場所で営業しており、高雄の方にはおなじみかも知れません。店内はちょうちんや各種メニュー、野球選手のポスターなどが雑多に並び、昭和チックなレトロな雰囲気です。
一押しは「ぼんじり」
焼き鳥は、備長炭を使用してじっくりと手焼きで焼き上げています。一押しは「ぼんじり」。2本100台湾元です。大変香ばしく、上質の脂が乗り、ジューシーな一品です。ぼんじりとは、鶏の尻尾に当たる三角形の部分のこと。尾骨の周りを覆っている、ほんのわずかしか取れない部分で、最も脂が乗っていてとてもジューシーです。新鮮な食材に手間のかかる備長炭の香ばしさと強い火力が加わり、一口食べただけでビールのお代わりが欲しくなりますよ。
ぼんじり。とろける食感がビールにピッタリです
「鶏皮(かわ)」2本100元も脂がよく乗っていて絶品です。通常の1串よりボリュームがあり、食材の持つ本来のコク、旨味が十分に味わえ、脂もあっさり感じます。
変わりメニューとして「たこ焼き」120元があります。たこ焼きの皮がパリパリして香ばしく、熱々をホフホフして食べれば気分も最高。思わず故郷を思い出す一品です。(筆者は神戸出身です)
マグロの山かけ。おつまみに最高です
焼き鳥以外も充実しており、牛串2本150元や、イカ団子2本150元、車エビ1本150元などがございます。個人的なお薦めは、おろし明太150元です。明太子と大根おろしのバランスが絶妙で、ワサビも効いています。マグロの山かけは180元。日本産山芋に新鮮なマグロ赤身をふんだんに使用しています。なお、メニューは日本語もありますのでご安心ください。
新鮮な地鶏のみ使用
おかみの陳麗文さんによると、お店では台湾の新鮮な地鶏のみを使っています。地鶏とは放し飼いにしたストレスのない、野生に近い環境で育てたもの。冷凍品は決して使用せず、自分たちでその日に販売する分を一本一本、手作りしているそうです。
おかみさんは調理を勉強するため日本語学校に1年間留学し、2年目に東京都池袋の調理専門学校に通いました。そのころ同郷の高雄出身のご主人(孔恵民さん)と知り合い、学校の裏にあった居酒屋さんで働きながら二人で調理を勉強し、このお店を開いたそうです。
現在、ご主人とおかみさん、アルバイトでお店を切り盛りしています。来店客は台湾人と日本人が半分ずつ。予算は食事だけなら1人350~500元程度です。手作りならではの温かみ、食材本来のおいしさが感じられ、子供時代を思い出すかもしれません。
お店の広さは25坪ほどで、35~40人ほど収容でき、お二階もございます。もちろん日本語で注文できます。
(取材/ワイズコンサルティング・大坪豊)
鳥 福
住 所:高雄市苓雅区森林二路61号
電 話:07−338−1687
定休日:毎週日曜日
営業時間:17:00~24:00
駐車場:近くに有料駐車場がございます
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