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《台湾有事》金門の禁止水域、中国海警局の船4隻が侵入/台湾


ニュース 政治 作成日:2024年5月7日_記事番号:T00115174

台湾有事

《台湾有事》金門の禁止水域、中国海警局の船4隻が侵入/台湾

 海洋委員会(海委会)海巡署は6日、中国で海上警備を担う海警局の船舶4隻が同日午後3時30分、福建省アモイ市に近い台湾の離島、金門県の南側に台湾が設定した「禁止水域」(中国船の航行が禁止される海域)内に侵入したと発表した。海巡署が巡視船3隻を派遣して継続航行を阻止し、海警局の船舶は午後4時37分に同水域を離脱した。中央社電が伝えた。

/date/2024/05/07/17kinmon_2.jpg金門の禁止水域に侵入した中国の海警局の船舶(海巡署リリースより)

 中国の海警局の船舶は3日にも金門周辺海域を航行した。海警局は、管轄する海域の秩序と漁民の生命、財産の安全を守るための巡視活動だと説明していた。

 台湾の海巡署は、海警局の船舶は最近、金門県の南の「禁止・制限水域」(中国船の航行が禁止、制限される海域)に編隊を組んで故意にたびたび侵入していると指摘した。全行程を監視しているほか、巡視船を派遣し、警告で退去させるなどして対応していると説明した。

 海巡署は、金門県の南の海域は、重要な航路で航行する船舶も多いため、中国当局の船舶が編隊を組んで高速航行すれば、海上交通の安全と秩序を脅かすとして、危険な航行を直ちに止めるよう中国側に呼び掛けた。

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