ニュース 運輸 作成日:2024年12月10日_記事番号:T00119056
航空大手、中華航空(チャイナエアライン)の高星潢・総経理は9日、今年の売上高と純利益がいずれも過去最高を更新する見通しで、春節ボーナス(年終奨金)は「目を見張るはず」と語った。過去最高だった2022年の6カ月を上回る可能性がある。10日付工商時報などが報じた。
中華航空の高・総経理(右)は10日、エアバスA350型機の改装契約を締結した。27年から路線に導入する(10日=中央社)
中華航空の第1~3四半期(1~9月)の連結売上高は前年同期比9.7%増の1509億2800万台湾元(約7000億円)、純利益は50.4%増の103億7400万元で、同期として過去最高だった。第4四半期(10~12月)は航空貨物便と海外旅行のハイシーズンに入るため、第3四半期に次ぐ利益が予想される。
高・総経理は、25年も旅客便の強い需要が続くと予測した。中国人旅行者の台湾往来が今後、全面再開すれば、需要が強まると語った。
■TSMC効果、熊本など増便
中華航空は、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の熊本工場設置を受け、25年2月3日から、高雄~熊本線の運航を再開する予定だ。
中華航空の高・総経理は、欧州~東南アジア、北東アジア、オセアニアの台湾経由便の需要にも期待していると語った(9日=中央社)
欧州線は、25年下半期(7~12月)に、台北~プラハ線を週5便、台北~ウィーン線を週6便に増便する計画だ。TSMCがドイツのドレスデンで工場を着工しており、27年に稼働する予定で、ビジネス客のプラハ経由便の需要を見込む。
中華航空は23年にプラハ線を就航し、搭乗率は90%に上る。
北米線は、テキサス州のダラスやヒューストン就航を検討している。
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