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23年外国人留学生、日本は4位に上昇【図表】(トップニュース)/台湾


ニュース その他分野 作成日:2024年12月12日_記事番号:T00119107

23年外国人留学生、日本は4位に上昇【図表】(トップニュース)/台湾

 教育部の統計によると、2023年の台湾の外国人留学生(学部生や交換留学生、語学留学など)は前年比9.4%増の11万6038人だった。国・地域別で、日本からの留学生は8427人で、前年比15.1%増加し、4位に上昇した。韓国は2924人で、前年比21.9%増加した。近年、日本や韓国は中国との関係が緊張し、中国語を学ぶため、台湾を留学先に選択する人が増えているようだ。12日付聯合報が報じた。

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 上位3位は、▽ベトナム、2万7491人(前年比16.4%増)、▽インドネシア、1万6725人(13.3%増)、▽マレーシア、1万457人(15.7%減)──だった。ベトナムとインドネシアは新型コロナウイルス流行時も増加傾向で、過去最高を更新した。

 日本人留学生は8427人で、コロナ前の2019年の1万1064人に届いていない。内訳は、学部留学生が2633人(前年比1.4%減)、交換留学生は888人(横ばい)で、19年を上回った。大学付属の語学センターは4282人(前年比36.3%増)で、19年の6442人に届かなかった。

 韓国人留学生は2924人で、うち学部留学生が698人(前年比9.7%減)、交換留学生が382人(横ばい)、大学付属の語学センターが1609人(前年比59.6%増)だった。

 台湾最大の進学情報サイト「大学問」の魏佳卉・執行長は、中国の対日感情悪化、日台交流促進、留学費用や生活費が中国の沿海部の都市ほど高くないなどの理由で、日本人学生は台湾留学を選択していると分析した。

 台湾最大の中国語学習センター、国立師範大学国語教学中心(国語教学センター、MTC、台北市大安区)の杜昭玫・副主任は、中国と比べて、台湾の中国語の授業は少人数制で、対話が多く、昔のような座学の講義は少ないため、語学学習に向いていると指摘した。近年は、台湾の注音符号(いわゆるボポモフォ)にこだわらず、ローマ字表記のピンインの発音記号を使う授業も増え、外国人にとって学びやすいと語った。

 師範大学の国語センターは、3カ月単位のクラスで、日本人留学生が600~700人、韓国人が300人学んでいる。

■中国人留学生、10分の1に

 一方、23年の中国人留学生は前年比34.7%増の4242人だった。

 16年の4万1981人がピークで、19年までは首位を維持していたが、コロナ流行を理由に、中国政府が20年春に中国人の台湾への学部留学を禁止した。当時既に台湾にいた留学生は就学を継続できる。

 

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