ニュース 自動車・二輪車 作成日:2025年7月2日_記事番号:T00122614
6月の新車登録台数は3万4320台で、前月比7.6%増加し、前年同月比では17.5%減少した。自動車の貨物税(物品税)、関税引き下げをめぐる議論が沈静化する中、6月の新車市場はやや持ち直しの気配を見せているようだ。各社は鬼月(旧暦7月、2025年は8月23日〜9月21日)前の夏の自動車購入ピークに向けて、販売促進を強化し、7月の販売台数を4万5000台以上に回復させようとしている。2日付工商時報などが報じた。
トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車は前月比1.2%減、前年同月比7.0%減の1万1458台(トヨタ9728台、レクサス1730台)で、市場シェアは33.4%だった。
車種別では、▽台湾生産スポーツ用多目的車(SUV)「カローラクロス」、3794台、▽台湾生産小型商用車(LCV)「タウンエース」、1400台、▽輸入SUV「RAV4」、1336台、▽台湾生産SUV「ヤリスクロス」、1139台、▽台湾生産セダン「カローラアルティス」、706台──と、2位と4位を除く上位7位を占めた。
2位は、中華汽車工業(チャイナ・モーター、CMC)で、前月比1.2%減、前年同月比20.2%減の3728台(三菱、CMC、MG)だった。自社開発LCV「J Space(Jスペース)」が1545台で、車種別の2位を維持した。
■高級輸入車、前年比4割減
輸入車の新車登録台数は前月比2.6%増、前年同月比22.6%減の1万6646台だった。市場シェアは48.5%で、前月比2.3ポイント下落した。
うち、高級輸入車は8413台で、前年同月比38.8%減少した。高価格帯の消費者層は輸入車の関税や貨物税引き下げの可能性を受け、引き続き様子見の姿勢を取っているようだ。
■EV販売、57%減
6月の電気自動車(EV)の新車登録台数は前月比91.1%増、前年同月比56.8%減の2840台だった。市場シェアは8.3%だった。
EVの首位はテスラの1693台、2位は台湾生産EV「ラクスジェンn7」の302台、3位はBMWの249台だった。
和泰汽車は、7月の新車登録台数は4万5000台以上で、前年同月と横ばいになると予想した。
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