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ヒョンデ新型EV「インスター」、台湾市場最安の89.9万元から【図表】(トップニュース)


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2025年11月7日_記事番号:T00125163

ヒョンデ新型EV「インスター」、台湾市場最安の89.9万元から【図表】(トップニュース)

 韓国の現代自動車(ヒョンデ・モーター)の台湾総代理店、南陽実業は6日、輸入純電動自動車(BEV)の新型「インスター」を発売した。期間限定で優待価格89万9000台湾元(約440万円)から。台湾生産EVの価格を下回り、台湾EV市場で最も安い。南陽実業は、初回の輸入割当500台はすぐに売り切れると予想した。7日付工商時報などが報じた。

/date/2025/11/07/00inster_2.jpgヒョンデのインスターは、台湾で最も省エネルギーのEVとうたう(南陽実業フェイスブックより)

 南陽実業の詹醒昇・副総経理は、100万元を切るインスターは、初めて自動車を購入する人や、都市部で通勤に使う人に魅力的だと語った。来年1月に納車を開始する予定だ。

■EV価格競争激化

 業界関係者は、台湾生産車並みのインスターの発売で、EV市場の価格競争が激化すると予測した。

/date/2025/11/07/21ev_2.jpg

 トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車は27日、輸入BEVの新型スポーツ用多目的車(SUV)「bZ4X」を128万元で発売した。前モデルより39万元(23.4%)引き下げた。EV大手テスラの値下げを見越した価格設定とみられている。台湾政府は米国との関税交渉が続いており、米国からの輸入車に対する関税を引き下げる可能性がある。

 裕隆集団の台湾生産BEV「ラクスジェンn7」は102万9000元から。

■新車購入の検討期間短縮

 南陽実業は、12月に大型SUV「パリセード」のハイブリッドモデルを発売する予定だ。2026年上半期(1〜6月)にはEV「IONIQ(アイオニック)6N」を発売する。

 詹・副総経理は、南陽実業は近年、毎年EVを1車種発売し、EVのラインアップを拡充していると述べた。

 詹・副総経理は、台湾政府が自動車とバイクに対する買い替え補助金の支給を2030年末まで延長したほか、市民1人当たり現金給付1万元の登録も始まったことで、消費者は新車購入の検討期間が従来の2〜3週間から1週間に短縮されており、新車の購入意欲が回復していると説明した。

 詹・副総経理は、来年は新車販売市場が必ず回復すると予測した。

 

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