ニュース その他分野 作成日:2025年11月11日_記事番号:T00125222
行政院主計総処が10日発表した工業とサービス業の被雇用者の1〜9月の月額の経常性給与(賞与、残業手当などを含まない)の平均値は前年同期比3.0%増の4万7751台湾元(約23万8000円)で、同期として過去25年で最高だった。平均値を下回った被雇用者は全体の69.8%で、同期として過去最高だった。人工知能(AI)需要で半導体業界が好況で、平均値が押し上げられている。11日付工商時報が報じた。

1〜9月の経常性給与の中央値は前年同期比2.9%増の3万8264元だった。平均値より24.8%低かった。
■金融やテック業が高給
業種別の1〜9月の経常性給与は、▽金融・保険業、7万715元、▽出版・映像・情報通信技術(ICT)、6万9515元、▽専門・科学・技術サービス業、5万8209元、▽半導体など電子部品製造業、5万6996元──など、金融やテック業が平均値を上回った。
一方、平均値を下回ったのは、▽宿泊・飲食業、3万4996元、▽美容・理容、用品修理などその他サービス業、3万6668元、▽製造業、4万5735元──だった。
1〜9月の実質経常性給与(賞与、残業手当などを除いた経常性給与に物価変動を加味したもの)の平均値は前年同期比1.2%増の4万3652元だった。中央値は1.1%増の3万4979元だった。
■電子部品業の残業、同期で最長に
1〜9月の被雇用者の平均残業時間は月8.7時間で、前年同期比0.3時間増加した。
うち、半導体など電子部品業は月27.5時間で、同期として過去最長だった。コンピューター・電子・光学製品業は15.2時間で、同期として過去20年で最長だった。
一方、多くの従来型産業の残業時間は前年同期より短かかった。
【セミナー情報です】
〜同様の失敗はもうしてほしくない〜「しくじり経営者と成功経営者の分岐点」セミナーを11月28日に無料開催します。
検索は「ワイズ、経営者の分岐点」。
【セミナー情報の詳細はこちら】
https://www.ys-consulting.com.tw/seminar/125162.html
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722