ニュース 政治 作成日:2025年12月8日_記事番号:T00125775
台湾有事
中国福建省海事局は6日、中国交通運輸部東海救助局とともに、台湾海峡中部の澎湖諸島南東沖に当たる台湾灘で初めての捜索救助緊急訓練を実施した。船艇編隊を組織し、「台湾海峡中部海域特別執法行動」を展開し、船舶の航行が集中して事故が多発している海域を含め、澎湖諸島や台湾本島に接近したことで、台湾海峡の緊張がさらに際立つ形となった。7日付聯合報などが報じた。
台湾の海洋委員会(海委会)海巡署(海上保安庁に相当)は7日、中国海事局の公務船3隻が台湾灘で訓練を実施していたことを確認するとともに、海巡署は監視・偵察手段を用い、中国艦船の動静を把握しており、台湾周辺海域の状況は正常だと説明した。
ロイター通信は4日、中国海軍艦艇や中国海警局(CCG、海上保安庁に相当)の船舶(海警船)が黄海南部から東シナ海、南シナ海にかけて100隻以上集結していると指摘。中国外交部の林剣・報道官は5日、海軍と海警は国内法および国際法に基づき関係海域で活動していると述べ、「大げさに騒ぎ立てたり、過度に解釈したりして、誇張すべきではない」と強調していた。
中国が台湾海峡で執法行動を実施するのは近年複数回あり、2023年4月には3日間の「台湾海峡中北部聯合巡航巡査特別行動」が実施された。昨年8月には福建省海事局と東海救助局が「台湾海峡海上巡航執法行動」を合同で行い、3隻の公務船が2日間、計30.5時間、総航行距離413カイリ(約760キロメートル)を巡航した。今年4月1日には中国海警局が「一つの中国原則に基づき台湾島周辺を執法管理する」と宣言し、複数の艦艇編隊が台湾周辺海域で臨検・拿捕などの訓練を行った。
【PRです】
台湾海峡の緊張が高まる中、有事は想定すべきリスクとなりました。ワイズは、在台日系企業の台湾有事マニュアル作成をサポートしています。
検索は「ワイズ、台湾有事マニュアル」
【詳細はこちら】
https://www.ys-consulting.com.tw/service/consulting/tw-contingency-manual-guide.html
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722