ニュース その他分野 作成日:2026年3月5日_記事番号:T00127186
経済部統計処が4日発表した1月の輸出受注総額は、前月比0.9%増、前年同月比60.1%増の769億1000万米ドルで、3カ月連続で過去最高を更新した。春節(旧正月、2026年は2月17日、25年は1月29日)連休前の前倒し調達があったほか、AI(人工知能)需要が旺盛で、従来型産業も軒並みプラス成長だった。一方、黄偉傑・処長は、もし中東の軍事衝突が1カ月以上続けば、原油価格の高騰で、世界的なインフレを招き、個人消費や企業の投資に影響すると懸念を示した。5日付経済日報などが報じた。

黄・処長は、AI、ハイパフォーマンス・コンピューティング(高性能計算、HPC)、クラウドデータセンターの需要が力強く、特にサーバーなど情報通信技術(ICT)製品の輸出受注は過去3番目の高水準だったと説明した。
主な製品別では、ICT製品の輸出受注は前月比12.3%減、前年同月の2倍の251億5000万米ドルだった。米国からが53億5000万米ドル増加、東南アジア諸国連合(ASEAN)が28億4000万米ドル増えた。

半導体など電子製品は、前月比17.0%増、前年同月比78.6%増の325億9000万米ドルで、過去最高を更新した。AIやHPC需要で、IC設計、IC製造、ICパッケージング(封止)、メモリーなどの輸出受注が増えた。米国からが47億9000万米ドル増加、中国・香港が42億5000万米ドル増えた。
パネルなど光学器材は前月比11.5%減、前年同月比18.6%増の18億9000万米ドルだった。半導体業界の投資拡大で、光学検査機器や計測設備、光学レンズやバックライトモジュールの輸出受注が増加した。
従来型産業は、機械が前月比5.6%増加、前年同月比40.6%増加の21億5000万米ドルだった。半導体設備や自動化設備の輸出受注が増えた。
このほか、▽卑金属(ベースメタル)製品、19億4000万米ドル(前月比3.1%減少、前年同月比8.8%増加)、▽プラスチック・ゴム製品、15億米ドル(前月比3.0%増加、前年同月比13.9%増加)、▽化学品、13億5000万米ドル(前月比7.3%減少、前年同月比10.4%増加)──などだった。
■ASEAN、過去最高に
主要国・地域別では、米国は前月比3.0%減、前年同月比64.3%増の275億4000万米ドルで、過去3番目の高水準だった。ICT製品が53億5000万米ドル(2.26倍)増加し、電子製品は47億9000万米ドル(58.0%)増加した。

次いで、ASEANは前月比17.0%増、前年同月比67.0%増の158億4000万米ドルで、過去最高を記録した。特に電子製品が41億7000万米ドル(2.48倍)増加した。
中国・香港は前月比7.3%増、前年同月比58.9%増の141億3000万米ドルだった。電子製品が42億5000万米ドル(88.1%)増加した。
■長期的には慎重見通し
経済部は、2月の輸出受注を前年同月比9.0~12.9%増の563億~583億米ドルと予測した。1~2月累計では、前年同期比33.6~35.6%増の1332億~1352億米ドルと予測した。
黄・処長は、2月の予測値は米国が2月に発動した新関税10%を前提に算出したもので、トランプ米大統領が表明した15%への引き上げについては含まれていないと説明した。米国の関税政策や中東の軍事衝突で、景気は長期的に慎重な見通しだと説明した。
国立中央大学経済系の呉大任・教授は、台湾の輸出はAIに依存しており、電子製品とICT製品で7割を占めると指摘した。中東の軍事衝突で原油や液化天然ガス(LNG)などのエネルギー価格が上昇すれば、消費者向け電子製品の需要が減少し、今年の輸出が打撃を受けると予測した。
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