ニュース 商業・サービス 作成日:2026年6月17日_記事番号:T00129106
ホテル最大手、晶華国際酒店(フォルモサ・インターナショナル・ホテルズ、FIH、シルクスホテルグループ)は17日、台北市中山区の林森北路エリアに、デザインホテルの捷絲旅(ジャストスリープ)台北中山館をオープンした。潘思亮・董事長は16日、ビジネス客の需要は続いており、客室平均単価(ADR)は上昇の余地があると述べた。来年にも、新北市林口区にジャストスリープなど2軒、大阪市心斎橋でジャストスリープ2館を開業する計画だ。17日付経済日報などが報じた。
潘・董事長は、台湾はAI(人工知能)などテック産業の中心地で、今後もビジネス観光が期待できると語った(16日=中央社)
ジャストスリープ台北中山館は、日本式の居酒屋やバーが多い林森北路エリアの八条通りに位置する。ロビーは、昭和の喫茶店のようなレトロな雰囲気が漂う。オープンを記念して9月30日まで、2人で1泊1食付き1999台湾元(約1万円)からの特別料金で宿泊できる。
新北市林口区では来年にも、ジャストスリープ新北林口館を開業するほか、新ブランドの晶英薈旅(シルクスX)の1号店をメディア大手の東森集団の本部ビルで開業する予定だ。
日本では来年、ジャストスリープ大阪心斎橋(23年3月開業)の2館を開業する予定だ。潘・董事長は、ジャストスリープ大阪心斎橋2館は「ジャストスリーププラス」と位置付け、全客室がミニキッチン付きのスイートルーム仕様で、今後展開する新モデルだと説明した。
海外では、米国の都市部の中~高級ホテルのM&A(合併・買収)を検討していると明かした。
■客室平均単価10%上昇
潘・董事長は、今年は海外から台湾を訪れるビジネス客が増えており、消費力も高まっていると指摘した。
高級ホテルの台北晶華酒店(リージェント台北、台北市中山区)は、今年の客室平均単価が既に前年比10%上昇しており、予約状況からみて、客室平均単価は上昇する余地があると語った。
競合のホテルは、台北市信義区で今年にもハイアットホテルズ&リゾーツの最高級ブランド「パークハイアット」と「アンダーズ」など高級ホテルが4店開業する予定だ。
潘・董事長は、台北市は国際金融ビジネスセンターとして発展しており、客室供給の増加は十分消化できるので、心配はないと語った。また、信義区や中山区などそれぞれ特色があり、客層も異なると指摘した。
潘・董事長は、台湾では消費者の二極化が進んでおり、個人消費は伸びが鈍化しているものの、富裕層は堅調だと語った。特に高級ブランド品や高級レストラン、高級ホテルなどの需要が拡大しており、FIHにとって好材料だと説明した。
FIHは16日、株主総会を開催した。25年の連結売上高は前年比8.5%増の68億3200万元で、純利益は8.1%増の14億5500万元だった。
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