ニュース 自動車・二輪車 作成日:2026年7月2日_記事番号:T00129373
トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車の蘇純興・総経理は1日、台湾市場の2026年新車販売見通しは43万台と、従来予測の44万台から1万台引き下げた。米国製乗用車の台湾輸入ゼロ関税を見越し、模様眺めムードが続いているためだ。一方、下半期(7~12月)は株高の資産効果で、消費意欲が高まると楽観し、和泰汽車の年間販売目標は16万5000台に据え置いた。2日付工商時報などが報じた。
ハイラックスは2019年の台湾発売以来、累計1万台以上を販売した(和泰汽車リリース)
台湾市場の6月の新車登録台数は4万1361台で、前月比25.1%増加、前年同月比20.5%増加した。従来予測の4万台を上回った。業界関係者は、AI(人工知能)産業の好調や自動車各社の販促キャンペーンで、購買意欲が刺激されたと分析した。

和泰汽車の6月新車登録台数は、前月比23.0%増、前年同月比33.2%増の1万5261台(トヨタ1万2615台、レクサス2646台)で、同期として過去最高だった。市場シェアは36.9%。車種別では、台湾生産スポーツ用多目的車(SUV)「カローラクロス」が4551台で首位、輸入SUV「RAV4」が2943台で2位、台湾生産SUV「ヤリスクロス」が1555台で5位だった。
和泰汽車は1日、トヨタのピックアップトラック「ハイラックス」の新モデルを発売した。価格は161万9000台湾元(約825万円)から。蘇・総経理は年間販売目標は1500台で、既に400台の購入申し込みがあったと説明した。納車は早ければ7月からの予定だ。
蘇・総経理は、ハイブリッド車の市況好調が続くと見込んでおり、一部ハイブリッドや電気自動車(EV)は供給不足で、納車が遅れることがあると説明した。
■中華汽車、Jスペースが6位
中華汽車工業(チャイナ・モーター、CMC)の6月新車登録台数(三菱、CMC、MG)は、前月比6.4%増、前年同月比4.4%増の3893台で、3位だった。自社開発の小型商用車(LCV)「J Space(Jスペース)」は1457台で車種別で6位だった。
台湾本田(ホンダ台湾)は前月比78.0%増、前年同月比42.6%増の2382台で、4位だった。6月9日に発売した台湾生産ハイブリッドSUV「CR-V e:HEV」のマイナーモデルチェンジが好調だった。
■輸入車シェア53%に拡大
輸入車の6月新車登録台数は前月比29.6%増、前年同月比32.0%増の2万1968台だった。市場シェアは53.1%で、前月比1.9ポイント上昇した。うち高級車は1万1800台で、前年同月比40.5%増加した。
EVの新車登録台数は5789台で、前月比86%増加し、前年同月の2倍以上だった。市場シェアは14.0%だった。
EV首位はテスラの4369台で、前月の2.5倍、前年同月の2.6倍だった。モデルYが2201台で、モデル3が1611台だった。ガソリン車を合わせた車種別でそれぞれ3位、4位だった。

EV2位はトヨタの311台だった。輸入EVのクロスオーバーSUV「bZ4X」が310台、「アーバンクルーザー」が1台だった。
3位は電子機器受託製造サービス(EMS)最大手、鴻海精密工業(ホンハイ・プレシジョン・インダストリー)と裕隆集団の合弁会社の鴻華先進科技(フォックストロン・ビークル・テクノロジーズ)の自社ブランド「フォックストロン」が計293台だった。
■上半期は2%増
上半期の新車登録台数は前年同期比1.7%増の20万2276台だった。

和泰汽車は、7月の新車登録台数は前年同月比18%の4万2000台と予測した。株高による資産効果で消費意欲が高まると説明した。
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