HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

発がん性物質検出の食用油、調合油なども回収命令【図表】(トップニュース)


ニュース 食品 作成日:2026年7月6日_記事番号:T00129424

発がん性物質検出の食用油、調合油なども回収命令【図表】(トップニュース)

 食用油メーカー、中聯油脂(セントラル・ユニオン・オイル、CUOC)が生産した大豆サラダ油から、基準値を超える発がん性物質のベンゾピレンなどが検出された問題で、衛生福利部(衛福部)食品薬物管理署(TFDA、食薬署)は4日、調合油(ブレンド油)やサラダドレッシングなど、問題の食用油を20%以上含む製品も6日午後12時までに店頭から回収するよう命じた。食品メーカーや飲食店など出荷先リストは20県市の257社に拡大した。食薬署の会議では、原因はブラジル産の大豆との見方が出ている。6日付中国時報などが報じた。

/date/2026/07/06/00yunlin_2.jpg雲林県政府衛生局は、54社の423品目を店頭から撤去するよう命じた(5日=中央社)

 食薬署は、7日正午までに問題の大豆サラダ油を使用した製品の情報をまとめ、同日夕方に公表する予定だ。

 問題の大豆サラダ油は、中聯油脂が4月初旬に生産したもので、▽泰山企業、▽福寿実業、▽福懋油脂(フォルモサ・オイルシード・プロセッシング、FOPCO)──に計1300トン出荷されていた。3日正午時点で回収できたのは17トン余りで、約1.3%にとどまる。

 中聯油脂は1995年、▽泰山企業、▽福寿実業、▽福懋油脂──が共同で設立した。

■即席麺大手の味王も

 食薬署によると、出荷先は20県市の257社で、▽聯華食品工業や桂冠実業(ローレル・エンタープライゼズ)、味王、台湾卜蜂企業など食品メーカー、▽王品集団、争鮮(スシ・エクスプレス)などの飲食店チェーン、▽統一集団の量販店「万家福(プロスペリティ・プラザ、旧・家楽福=カルフール)」やスーパーマーケット「楽家康(ユニプロスペリティ)」を運営する康達盛通生活事業(ユニプロスペリティ・ライフスタイル)、▽台北晶華酒店(リージェント台北、台北市中山区)などを展開するホテル最大手の晶華国際酒店(フォルモサ・インターナショナル・ホテルズ、FIH、シルクスホテルグループ)──など、有名企業も多数含まれていた。

/date/2026/07/06/21oil_2.jpg

 雲林県政府衛生局は3日、即席麺大手の味王の雲林県大埤郷の工場に立ち入り検査した。味王は4月に福懋油脂から問題の食用油を仕入れ、「原汁牛肉湯麺」など即席麺8品目に使用していた。味王は、消費者に対し8月31日までに返品を受け付ける。

 鶏肉大手の台湾卜蜂企業は、店頭から56品目を撤去した。全て廃棄することも検討している。

 学校給食への影響も広がっている。台北市で42校、新北市で50校、台中市で39校と教育機関1カ所が問題の食用油を購入していたことが分かった。

■ブラジル産大豆が原因か

 食薬署は4日、専門家を招いて会議を開いた。基準値を超える発がん性物質のベンゾピレンなどが検出された原因は、ブラジル産の大豆との見方が示された。ブラジル産の大豆は水分含有量が多く、乾燥の過程で、ベンゾピレンが発生したとみている。

 食薬署は、輸入大豆に対して全ロット検査を実施することや、水分含有量が12.5%以上の大豆は食用油への使用を禁じることを検討している。

/date/2026/07/06/00taichung_2.jpg台中市のある飲食店は、自主検査の結果、問題の食用油は使用していなかったとの張り紙を掲示した(5日=中央社)

 食用油メーカーの自主検査が半年ごとで頻度が低いことで、発覚が遅れたとみられている。姜至剛・食薬署長は、大手の食用油メーカーに対し、全ロット検査を求める方向で検討していると説明した。

 

【セミナー情報です】
組織活性化セミナー「在台日系企業のための組織活性化策」。7月28日に開催いたします。
検索は「ワイズ、組織活性化策」。 
【セミナー情報の詳細はこちら】
https://www.ys-consulting.com.tw/seminar/128773.html