ニュース 公益 作成日:2026年7月27日_記事番号:T00129830
台湾電力(台電、TPC)の試算によると、半導体業界の2030年のグリーン電力(再生可能エネルギーで発電された電力)需要は480億キロワット時(kWh)、35年は880億キロワット時と、25年の385キロワット時と比べ、倍増する見通しだ。アップルの30年までのサプライチェーン全体でのカーボンニュートラル達成目標「Apple 2030」を受けて、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)をはじめ、取引先企業はRE100(企業が事業の使用電力の100%をグリーン電力で賄う)を宣言している。TPCは、半導体業界だけでもグリーン電力の供給が不足する恐れがあると指摘した。27日付自由時報などが報じた。

TPCの試算によると、半導体業界の26年の電力需要は520億キロワット時で、台湾全体の電力需要量の17.7%を占める。30年は800億キロワット時で、台湾全体の24.3%を占め、35年には1100億キロワット時で、台湾全体の30.4%を占めると予測した。
■40年にRE100達成へ
TSMCは23年、RE100の目標を40年に早めると宣言し、30年の再生エネ比率を60%に引き上げた。
TPCによると、30年に再生エネ60%で計算すると、必要なグリーン電力は480億キロワット時で、35年に再生エネ80%で計算すると、グリーン電力は880億キロワット時必要になる。
経済部能源署(エネルギー署)の統計によると、25年のグリーン電力の発電量は385億キロワット時だった。内訳は、▽太陽光発電、167億キロワット時、▽洋上風力発電、94億キロワット時、▽陸上風力発電、28億キロワット時──だった。
AI(人工知能)データセンターなど半導体需要が急増する一方、24年のグリーン電力の発電量は前年比24%増加したが、25年は12%増加と、伸び悩んでいる。
洋上風力発電の中長期発展計画によると、35年までに第3段階ブロック開発計画の第4期計画で、グリーン電力の発電量が320億キロワット時増加し、第5期計画で、40年までにグリーン電力の発電量が640億キロワット時増加する見通しだ。ただ、近年、洋上風力発電事業は資金繰りや工事の遅延など難航しており、計画通り進むとは言い切れない。
TPCの曽文生・董事長は先日、最近は企業が投資する際、事前にTPCに電力供給を確認していると明かした。
【セミナー情報です】
組織活性化セミナー「在台日系企業のための組織活性化策」。7月28日に開催いたします。
検索は「ワイズ、組織活性化策」。
【セミナー情報の詳細はこちら】
https://www.ys-consulting.com.tw/seminar/128773.html
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722