記事番号:T00107379
稀にですが社長になりたての方に「なぜ会社は成長を追い求める必要があるのですか?」との質問を頂きます。
●本日の川柳
●解説
会社はデフォルトで潰れるようにできています。弊社顧客のほとんどは日本の上場企業かその台湾現地法人ですので、大きな組織で豊富な資金力を持ち歴史のある会社が多いです。大船に乗っていると感覚が麻痺してしまいますが、どんな大きな船も操縦を間違えば沈没しかねません。
起業の生存率は1年後で60%、3年後40%、5年後15%、10年後5%、30年後2%、50年後は0.7%、100年後は0.03%という統計があります。弊社顧客企業の様に50年、100年と続く会社は奇跡でしか有りませんし、創業者や中興の祖は神に近い存在といえます。
会社というのは坂道にある車と同様にアクセルを離すと、バックしてしまいます。これが会社の衰退です。アクセルをある程度踏んでいて、やっと止まっていられます。成長するためにはアクセルを深く踏み込まなければなりません。社長の成長意欲がアクセルの開閉だとすると「現状維持でいいや」と思った瞬間から衰退が始まるのです。つまり会社の存続は社長の考え方に掛かっているのです。
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吉本康志
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