記事番号:T00110675
第23話 【今回のご質問】
質問:社内のハンコレスを進めたいのですが?
回答:ハンコレスですね。一緒に考えてみましょう。
このコラムは「DXを始めてみたい方」向けのやさしく現実的な内容です。
ハンコレスとは?
”書類に印鑑を押さなくてもよい”とするルールが「ハンコレス」です。日本語にしますと「脱はんこ」。
日本には古くからはんこを押す文化があります。役所の書類申請、企業の承認印、銀行口座からの出金、宅配便の受け取りなど皆さんも2~3個のはんこをお持ちではないでしょうか?
簡単に申しますとはんこには、法的効力のある実印と確認に有効な認め印があります。社内の申請書類に押していた、インク内蔵のいわゆるシャチハタ印は認め印の類ですね。
ハンコレスの普及
コロナの蔓延による外出制限に伴い物理的にはんこが押せない悩みが発生しました。当初ははんこを押すためだけに会社へ出勤したりする光景も見受けられました。
そこでテレワークの普及も後押しして企業では”書類に印鑑を押さなくてもよい”ルールが増えました。
同時に本人確認方法も電子化が進み、はんこに代わってマイナンバーや保険証或いは免許証の写真画像をネットへ入力する方法も一般化しました。
内閣府も後押し
内閣府では「書面規制、押印、対面規制の見直し・電子署名の活用促進」をしており地方公共団体が押印の見直しを実施する際の参考として「地方公共団体における押印見直しマニュアル」を提供しています。その中で千葉市の推進例を紹介しています。
内閣府
https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/imprint/i_index.html
千葉市のホームページによりますと「申請書等の押印見直し指針」を策定して、押印の必要性の再確認を実施。その結果、押印義務付けのない約2000種類の手続きを「署名」又は「記名押印」が選択できるように改めています。
その後も署名又は押印以外の方法により本人確認ができる場合には、記名のみで申請できるよう見直しています。
このようにハンコレスの取り組みは急速に自治体へ広まっております。
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