ニュース 政治 作成日:2024年4月23日_記事番号:T00114929
台湾有事海洋委員会(海委会)海巡署は、21日午前4時ごろ、新竹市北区の南寮漁港から北西へ46カイリ(約85キロメートル)、「制限水域」(中国船の航行が制限される海域)の外9.3カイリの海上を中国の海洋調査船「向陽紅06」が航行しているとの通報を受け、巡視艇「苗栗艦」を派遣したと明らかにした。23日付自由時報が報じた。
台湾軍は19日から、定例軍事演習「漢光」のうち兵棋演習に当たる「コンピューター補助指揮所演習」を実施している。
向陽紅06はその後、台湾北部の海域を航行して22日夕方に台東沖の制限水域外側に移動した。任務を引き継いだ海巡署の巡視艇「南投艦」が警戒、監視する。
関係者によると、過去にも重要な演習の最中に、中国の調査船が台湾近海に出没する事例が発生しても、調査船側は海巡署の検査に対し「単なる海洋調査」と説明し、台湾の領海にも侵入しないため、台湾当局は監視以外の対応ができない。
向陽紅の名を冠する海洋調査船は、中国の国家海洋局に所属するとされ、太平洋やインド洋、南シナ海などの海域で活動している。名義上は科学的な調査を目的としているが、実際には潜水艦のソナーに利用可能な情報を電子機器で収集しているとされる。
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