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《台湾有事》中国空母「福建」「遼寧」、黄海で合同演習の可能性


ニュース 政治 作成日:2025年12月23日_記事番号:T00126081

台湾有事

《台湾有事》中国空母「福建」「遼寧」、黄海で合同演習の可能性

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 香港の英字紙、サウスチャイナ・モーニング・ポスト(南華早報)は20日、中国で3隻目の空母「福建」が18日、中国山東省の青島軍港に1隻目の空母「遼寧」とともに停泊している衛星写真を掲載した。遼寧省大連の海事当局は、21日午後4時から28日午後4時まで、渤海海峡と黄海北部の一部海域で軍事任務を実施し、航行を禁止すると発表しており、両空母が黄海で編隊演習を行う可能性があるという専門家の見方を伝えた。23日付聯合報が報じた。

/date/2025/12/23/17jinmen_2.jpg海巡署の巡視艇(手前)は、制限水域に侵入した中国の海警船(後方)を退去させた(海巡署のリリースより)

 台湾国防部は、11月に就役した「福建」が今月16日、台湾海峡を通過したと発表し、上空から撮影した写真を公表した。顧立雄・国防部長は、「福建」が上海市・長興島の造船所に戻り、欠陥の改善を行うとの見方を示していた。

 「遼寧」は昨年10月、南シナ海で2隻目の空母「山東」と初めての編隊演習を実施し、今年6月には再び西太平洋で合同演習を行い、中国の防衛ライン「第2列島線」(伊豆諸島~小笠原諸島~グアム・サイパン~パプアニューギニア)を越えていた。

 一方、海洋委員会(海委会)海巡署(海上保安庁に相当)は22日、中国福建省に近い離島、金門県周辺で同日午後2時50分ごろ、中国海警局(CCG、海上保安庁に相当)の船舶(海警船)4隻が制限水域(台湾側が中国船の航行を制限している海域)に侵入したと発表した。海巡署の巡視艇が接近し、並走して監視するなどして、午後5時ごろ制限水域から退去させた。中国海警船の制限水域侵入は18日に続くもので、海巡署は明らかに常態化した威嚇行動だと指摘した。

 

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