ニュース 政治 作成日:2025年9月17日_記事番号:T00124200
台湾有事国防部は16日に記者会見を開き、軍事的な危機や災害が発生した際に市民がどう対応すべきかを示したハンドブックの改訂版「台湾全民安全指引」の冊子版を発表した。21日午前9時から、スーパーマーケット最大手、全聯福利中心(PXマート)の信義黎忠店(台北市信義区)、旅順店(台中市北屯区)、台南生産店(台南市東区)で無料配布(1人1冊、数量限定)する。17日付自由時報などが報じた。
沈・処長は、ハンドブックの表紙は防災ベストと同じオレンジ色で、冊子版は防水加工を施したと説明した(16日=中央社)
改訂版ハンドブックには、台湾が遭遇する可能性のある軍事的脅威として、▽重要インフラや複数の海底ケーブル破壊、大規模なネットワークの麻痺(まひ)、▽敵国の船舶が台湾周辺を巡航し、台湾の船舶に立入検査を要求、▽敵国が台湾周辺で実弾演習を実施、または軍事演習の名目で一方的に航行禁止区域を設定、▽敵国の無人機(ドローン)が台湾の領空に出現、▽中国が一方的に両岸(中台)間の交通、経済活動を停止、▽敵国が攻撃、武力による侵略、浸透・破壊工作を発動──が列挙されている。
改訂版では、敵国の兵士と台湾軍の兵士を見分ける方法についての内容が削除された。これについて国防部全民防衛動員署(全動署)物力動員処の沈威志・処長は、中国軍は戦時に台湾軍兵士を偽装する可能性があり、市民が正確に識別することは困難と考えたと説明した。危険区域で軍隊を見かけた場合はその場を離れるよう提言した。ただちに離れることができない場合は、窓のない建物を探して身を守るよう呼びかけた。
同ハンドブックは全動署のウェブサイトまたは特設サイトでPDF版を入手することができる。英語版も用意されている。
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