ニュース 政治 作成日:2025年10月13日_記事番号:T00124621
台湾有事中国の情報機関、国家安全部(国安部)は10日、インターネット上で台湾独立(台独)運動に関する網路水軍(ネット水軍。組織に雇われたり、個人の意思で特定の情報を集中的に発信するネットユーザー群)活動を指揮しているとして、台湾の住民3人の氏名、生年月日、顔写真などを公開した。さらに11日には福建省アモイ市の公安局が、台湾の国防部で情報や思想の統制に関する任務を担当する政治作戦局心理作戦大隊に所属するとされる18人のリストを公開し、指名手配すると発表した。12日付聯合報などが報じた。
中国国安部は、ネット上で台独活動を指揮しているとする3人について、台湾国防部の情報機関、軍事情報局(軍情局)の中校(中佐)とデザイン会社、王氏研創芸術の責任者2人だと指摘した。中国に対する破壊活動に従事しているなどとして、同国の反分裂国家法や2024年に発表された「頑迷な台湾独立(台独)分子」の処罰に関する指針に基づき責任を追及すると表明した。
アモイ市公安局は、心理作戦大隊に所属するとされる18人の顔写真と台湾の身分証番号を公開した。長期にわたり国家分裂活動を画策、実行、扇動したなどと批判し、市民に通報を呼びかけた。重要な手がかりを提供した市民に対しては1万人民元(約21万円)の懸賞金を払う。
台湾国防部は、中国側の行為について、専制政治体制下における横暴な思考に基づくもので、台湾人の分断、台湾政府の矮小化(わいしょうか)を意図するずさんな認知作戦の一環だと指摘した。
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