ニュース 政治 作成日:2025年10月13日_記事番号:T00124618
台湾有事国防部は9日、2025年度版の「国防報告書」を発表した。同報告書は2年ごとに作成されており、頼清徳・総統就任後、初めての発表となった。台湾に対する中国の脅威について分析するとともに、台湾軍における過去2年間の整備状況について説明し、特に無人機(ドローン)システムや対ドローンセキュリティーシステムの構築、人工知能(AI)の軍事的応用への取り組みを強調した。10日付聯合報が報じた。
25年版国防報告書(9日=中央社)
報告書によると、台湾軍では軍事分野における科学技術の発展に伴う新型兵器や装備の調達、戦術や作戦の調整を進めており、潜水艦や「地上最強の戦車」とも呼ばれるM1A2式(エイブラムス)の台湾仕様版、M1A2T式戦車、M142高機動ロケット砲システム(HIMARS、ハイマース)、F-16C/Dブロック70戦闘機、ドローンなど新兵器の導入に合わせて、作戦への投入や指揮、管制上の必要から関連規定の整備も進めている。
報告書では、国防部に昨年創設された、軍備開発につながる先端技術を有する企業や研究機関を支援する組織、「国防創新小組」にも言及した。これに関連して、同日開かれた記者会見で国防部は、各種ドローンや対ドローンシステムの開発で協力を進めているほか、▽人工衛星を通じて撮影した映像をAI分析するシステム、▽拡張現実(AR)技術を応用した軍事システム、▽倉庫管理のスマート化──に関するプロジェクトで既に請負業者を選定しており、来年、試作品の開発を進めると説明した。
【PRです】
台湾海峡の緊張が高まる中、有事は想定すべきリスクとなりました。ワイズは、在台日系企業の台湾有事マニュアル作成をサポートしています。
検索は「ワイズ、台湾有事マニュアル」
【詳細はこちら】
https://www.ys-consulting.com.tw/service/consulting/tw-contingency-manual-guide.html
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722