ニュース 政治 作成日:2026年8月7日_記事番号:T00130086
台湾有事
台湾軍の定例の軍事演習「漢光」の実動演習初日の5日深夜、戦時中に作戦の指揮や政府機能の維持のため、8輪装甲車「雲豹」で総統を総統府(台北市中正区)から台湾軍の指揮中枢である国軍聯合作戦指揮センター(通称・衡山指揮所、台北市中山区)へ移動させる「万鈞計画」の訓練が実施された。訓練には頼清徳・総統自身が参加した。「斬首作戦」(政府首脳などを排除して指揮系統を麻痺させる作戦)を想定し、敵の目をあざむくため3陣の車列が用意された。7日付中国時報が報じた。
頼・総統は6日、新北市八里で軍事演習「漢光42号」を視察した(総統府)
米軍関係者が総統の移送訓練を視察した。
「万鈞計画」は総統が緊急事態に直面した際に、その安全を確保するために発動される作戦。雲豹や中型多目的ヘリコプター「ブラックホーク」を使用し、総統府や官邸から陸路または空路で速やかに安全な場所まで避難させる。同作戦に使用される雲豹は「万鈞車」、ブラックホークは「万鈞機」と呼ばれる。万鈞機は台北松山空港に24時間態勢で待機している。
漢光演習2日目となる6日は、重要な港湾の防衛を主眼として訓練が実施された。台北港(新北市八里区)では貨物船や漁船16隻を動員して航路の封鎖する訓練が行われた。頼・総統は海洋委員会(海委会)海巡署(海上保安庁に相当)の巡視船に乗り込んで同港での訓練を視察した。
花蓮港(花蓮市)では、中国軍が港湾エリアに突入し、重要施設を制圧しようとする事態や米国からの支援物資を積載した船が入港する状況を想定した訓練が実施された。
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