ニュース 社会 作成日:2026年8月24日_記事番号:T00130359
ワイズニュースこぼれ話11月28日(土)の台湾の統一地方選挙まで100日を切りました。今年は8906選挙区、1万8244カ所の投票所で、1万1051人を選びます。

台湾では「九合一選挙」と呼ばれています。九合一の「九」は、▽直轄市長、▽直轄市議会議員、▽県市長、▽県市議会議員、▽郷・鎮・県轄市長、▽郷・鎮・県轄市民代表、▽直轄市山地原住民区長、▽直轄市山地原住民区民代表、▽村長・里長──という9種類の地方公職選挙を同じ日に行うという意味です。
統一地方選、新北・彰化・高雄が指標
https://www.ys-consulting.com.tw/news/130316.html
■台北市なら3枚
「九」といっても投票用紙が9枚あるわけではありません。台北市の一般の有権者なら、市長、市議会議員、里長の3枚。県内の郷・鎮・県轄市なら、県長、県議会議員、郷・鎮・県轄市長、郷・鎮・県轄市民代表、村長・里長の5枚です。
今年はさらに、▽脱原発政策の撤回、▽交通違反の罰金の用途限定、▽鞭打ち(むちうち)刑の導入──の住民投票3件が加わる可能性があります。中選会が8月28日の審議で認めれば、11月28日に同時実施されます。
住民投票3件、統一地方選と同時実施
https://www.ys-consulting.com.tw/news/130239.html
現行制度では住民投票1件につき投票用紙1枚ですが、複数案件を1枚にまとめる法改正案も審議中で、実際に何枚になるかはまだ決まっていません。
不在者投票の導入を問う住民投票の案もありましたが、今回、中選会に送られた3件には入りませんでした。台湾には日本のような期日前投票や不在者投票の制度がなく、投票のため各地や海外から戸籍地へ戻る人もいます。
■開票は深夜まで?
投票時間は午前8時~午後4時。その後、各投票所で開票が始まります。選挙スタッフが約25万人動員され、住民投票も加われば30万人を超える見通しです。それでも中央選挙委員会(中選会)の游盈隆・主任委員は、住民投票が3件なら、開票は翌29日午前1~2時までかかると予想しています。
なぜなら、台湾の開票は人の手で行われます。投票用紙を1枚ずつ声に出して読み上げる「唱票」を行い、別の係員が記録します。日本では投票用紙の分類機を使う自治体もありますが、台湾では人の目で確認しながら開票します。
2018年は統一地方選挙と住民投票10件が重なり、投票用紙は最大15枚。開票は翌日午前3時すぎまで続きました。
今年は一体、何枚の投票用紙になるのでしょうか。デジタル先進国の台湾でも、投開票は今も紙と人の手が主役です。
青木樹理
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