ニュース 社会 作成日:2026年10月27日_記事番号:T00131530
ワイズニュースこぼれ話台湾の選挙といえば、かつて「青(国民党)か緑(民進党)か」の二大政党の対決が中心でした。しかし8月の大手経済誌『天下雑誌』の世論調査では、「支持政党なし」が39.13%と、民進党支持率26.36%、国民党19.87%、台湾民衆党10.34%を上回りました。政党間の争いに疲れたと91.8%が回答しました。
■野党協力は有権者に響くのか
かつて二大政党に不満を持つ若者らの受け皿となった民衆党は、今回の統一地方選挙では国民党との候補者一本化などで協力しています。民衆党を創設した柯文哲・前台北市長は2014年の台北市長選で無所属として民進党の支援を受けて当選しており、民衆党の支持者が今回、国民党候補に投票するとは限りません。
国民党の地盤とされる台北市の市長選では、10月20日発表の世論調査で、民進党の沈伯洋氏の支持率が50.3%(前月40.5%)に上昇し、国民党の現職、蒋万安氏の33.3%(前月41.7%)を上回るという驚きの結果が飛び出しました。

支持政党別にみると、民衆党支持者の蒋氏支持率は63.8%(前月88.5%)に低下し、沈氏は19.0%(前月1.6%)に上昇しました。
台北市長選、沈氏が支持率が50%で逆転
https://www.ys-consulting.com.tw/news/131439.html
沈氏優勢か、中間層の支持で
https://www.ys-consulting.com.tw/news/131466.html
■国政と市政
中国への強硬姿勢で知られる沈氏ですが、台北市長に当選した場合、台北市と上海市の都市間フォーラム(双城論壇)に条件付きで参加してもよいと柔軟な姿勢を示しています。民進党が22年の統一地方選挙で、中国問題を前面に打ち出して巻き返しを図ったものの、大敗したことを教訓にしていると考えられます。
与党が大規模集会、「民主主義守る」
https://www.ys-consulting.com.tw/news/105845.html
《22年統一地方選、民進党が大敗》
https://www.ys-consulting.com.tw/news/106115.html
統一地方選挙は、住宅や交通、産業支援や規制など、市民生活や地域経済に直結する政策が問われます。総統選挙の中間選挙ともいわれますが、18年と22年の統一地方選挙で国民党が優勢だった一方、20年と24年の総統選挙では民進党が勝利しました。

《2026年統一地方選挙特集》
青木樹理
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