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第17回 長い夏の必需品、クーラー選択のポイント/台湾


ニュース 家電 作成日:2023年5月22日_記事番号:T00109047

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第17回 長い夏の必需品、クーラー選択のポイント/台湾

 日本でいえば春真っ盛りの4月に、台湾在住の筆者は蒸し暑さを感じて思わずクーラーを付けたものの、なんだか涼しくなりません。

 昨年、冷媒ガス漏れを修理したばかりだったのに、今年もなぜか冷えなくなり、冷媒ガス漏れの修理と、冷媒ガスの銅管配管の交換とクリーニング(分解洗浄)で、修理業者が来る2日の立ち会いが必要となった上、クーラーなしの2週間の生活を強いられました。

修理に強いメードイン台湾

 5年の長期修理保証が付いていたので、修理費用8000台湾元(約3万6000円)は不要で、銅管交換の2000元だけで済んだとはいえ、扇風機だけでは寝苦しい夜にうんざりし、ホテル生活を考えるほど。

 修理業者も首を傾げる2年連続の故障を知って、ちょっとした家電なら修理できる、筆者マンションの管理人に、もし真夏だったら耐えられたかと問われました。修理などアフターサービスにかかるお金や時間を考えると、信頼できるブランドの高いクーラーを買った方が、結局安く付くと。

 管理人によると、日本ブランドならパナソニック、ダイキン、日立、三菱、台湾ブランドなら東元集団(TECO)、声宝(サンポ)がお薦めで、どのブランドでも、日本からの輸入や中国での組み立て製品より、台湾製(メードイン台湾、MIT)の方が修理の部品がすぐに手に入るので安心。筆者の部屋に設置されたクーラーのブランドは、価格は安いけれど、数年前にクーラー事業に参入したばかりだからねと言われました。

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省エネ家電は買い替え補助

 何しろ台湾の夏は暑くて長い。夏日(最高気温25度以上)、真夏日(30度以上)、猛暑日(35度以上)や熱帯夜(夜間最低気温25度以上)も頻繁です。

/date/2023/05/22/11cenergy_2.jpgエネルギー効率と、MIT微笑標章のマーク(経済部商業司、経済部工業局より)

 今年、省エネルギータイプのエアコンへの買い替えは、経済部や財政部の補助金を申請できます。筆者は前回、費用を負担する大家にクーラー選びを一任してしまいましたが、次回はよく調べて、希望を伝えようと心に決めました。

省エネ家電に補助5千元、64万台買い替え促進へ 2022年12月27日

https://www.ys-consulting.com.tw/news/106697.html

青木樹理

青木樹理

ワイズメディア

日本、台湾での金融機関勤務を経て、ワイズニュース創刊年の2007年に入社。副編集長を経て20年より編集長。台湾経済・産業の動向を分かりやすくお伝えするため、台湾社会をウオッチしながら生活しています。

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