台北市西門町、微風南山atre(信義区)などに実店舗を構えるリユースショップ「2nd STREET TAIWAN」が、コロナ警戒レベル3による政府からの不要不急の外出自粛の呼び掛けに伴い、宅配買い取りサービスを始め、オンライン販売の強化図っている。
経営は、ゲオホールディングス(愛知県名古屋市)の子会社である台湾現地法人「2ND STREET TAIWAN」。同ブランドは現在、日本全国約700店舗と海外3カ国を展開。台湾では2020年8月、西門町に1号店をオープンした。
5月末に始めた「宅配買い取りサービス」は日本では既に行われていたサービス。「日本では、地元に店が無くても買い取りサービスを利用できることにメリットを感じる利用者が多く、台湾でも同様のサービスを利用できれば、という消費者の声があった」と言う。コロナの市中感染の蔓延で外出が不便になった台湾の消費者にも手軽に買取を利用してもらえるよう、このタイミングでサービス開始を決めた。
併せて、自社オンラインサイトに加え、総合ショッピングプラットフォーム「蝦皮」で、オンラインでの商品販売を始めた。自由な外出ができない状況下で実際に商品を手に取って見ることができないため、さまざまな角度からの商品写真を掲載して状態を確認できるよう、「消費者目線に立った工夫を施している」という。
宅配買取サービスは、ウェブ買い取りフォームより申込後、同社指定の配送業者が自宅まで集荷に行き、その後、バイヤーが一点一点査定。査定金額に同意する場合は後日、口座に振り込まれ、金額に同意しない場合は商品を自宅に返還する流れ。査定や取り消し、運送に掛かる費用は全て無料。
広報担当のオリビアさんは「宅配買い取りで、セカンドストリートのサービスをより気軽に利用いただけるようになった。店が近くに無いお客さまのみならず、外出自粛期間中に断捨離を検討されている方々などに利用いただければ」と話す。
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