ニュース 政治 作成日:2008年9月4日_記事番号:T00010003
4日発売の「壱週刊」最新380号は、陳水扁前総統が8月14日、選挙の余剰金を呉淑珍夫人が海外へ不正送金していたことを認め、謝罪会見を行うことを決意する前、呉夫人から強烈な反対を受けていたと報じた。呉夫人は陳前総統の説得に対し、「国民党の人たちも同じように子供のために海外に貯金している。私たちは政治のために大きな犠牲を払ったのにどうしていけないのか」「認めるのは構わない、でもお金は子供のもの、台湾には戻さない」などと反論し大げんかとなったという。
報道によると、陳前総統は記者会見を開く前、呉夫人に対し「もうスイスの口座も公開された、隠すことはできない。認めてしまえば少なくとも今日だけは寝付きがましになる」と説得したが、夫人は態度を変えなかったという。また長男の陳致中氏は母親側に付き、「お母さんは車いすに乗っていつも選挙活動を支援したのに、どうして(選挙余剰金を)手元に残してはいけないのか」などと父の陳前総統を責めたとされる。
陳前総統は陳致中氏を後継者として育てるつもりだったとされる。任期の最後の1年に行った「国連加盟」や「国民党資産返還」をめぐる住民投票や、「中正紀念堂」の「台湾民主紀念館」への改称などの政策は、陳致中氏の支持が決定の大きな要因となったという。
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