ニュース 電子 作成日:2021年12月15日_記事番号:T00100077
半導体材料大手、独メルクは14日、南部科学園区(南科)高雄園区で世界初となる15ヘクタール以上の大型の生産拠点と研究開発(R&D)センター(メガサイト)を建設するなど、高雄市や新竹地区で、今後5〜7年で170億台湾元(約700億円)を投じると発表した。うち9割をメガサイトに投じる。半導体やディスプレイ産業の成長を見据えた、メルクにとって台湾進出32年で最大規模の投資だ。15日付電子時報などが報じた。
陳其邁・高雄市長は14日、メルクの半導体材料はエコシステムで重要なピースを占め、世界の最強のメーカーが南部に集結すると、歓迎の意を示した(高雄市政府リリースより)
第1期としてあす16日、南科高雄園区にあるメルク傘下、台湾賽孚思科技(SAFCハイテック台湾)の工場を7,000坪拡張する工事に着手する。電子材料供給システムの生産と研究開発を強化するほか、新たに特殊ガスなど化学材料の貯蔵や輸送システムの製品ラインアップを拡充する計画だ。22年末にも域内やアジア向け供給を開始する予定だ。
第2期では、22年から南科高雄園区で、半導体材料の大型の生産拠点と研究開発センター(メガサイト)を建設し、24年までに完成する予定だ。半導体の先進製造プロセスに必要な▽薄膜材料、▽特殊ガス、▽感光材、▽研磨材──など、メルクの半導体ソリューション全シリーズを手掛ける。
半導体人材2倍へ
このほか、新竹地区で年内に、化学機械研磨技術の研究開発と応用の実験室を拡張する。
メルクは、雇用400件を創出し、メルクの台湾半導体人材は倍増すると説明した。
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