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コカ・コーラの匯源買収、台湾企業にも衝撃


ニュース 食品 作成日:2008年9月4日_記事番号:T00010016

コカ・コーラの匯源買収、台湾企業にも衝撃

 
 「匯源」ブランドの果汁、野菜飲料で知られる中国匯源果汁集団に対し、コカ・コーラが総額24億米ドルで買収を申し入れたことが、中国市場に進出している台湾系飲料メーカーにも衝撃を与えている。4日付経済日報などが伝えた。
  
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 コカ・コーラは中国全土に強大な販売網を持つ匯源買収により、果汁飲料など非炭酸飲料分野でも中国でトップ勢力に躍進する。

 中国の濃縮還元果汁市場で、台湾系の統一集団は2位、「康師傅」ブランドの頂新集団は3位のシェアを持ち、1位のコカ・コーラ、4位の匯源と激しい競争を繰り広げている。

 頂新集団の大株主である味全食品工業の魏応充董事長は、「今回の買収提案は中国飲料市場の大きな潜在性を示している」と評価した。

 統一集団は「台湾での成功経験を生かし、中国の飲料市場に積極的に進出しており、発展空間は依然大きい」と述べ、巨大な中国市場で今回の買収計画による影響は受けないとの認識を示した。

 統一集団は香港上場前の匯源果汁に5%を出資していたが、対中出資規制のため、持ち株を仏ダノンに売却した経緯がある。