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《新型肺炎》防疫ホテル内でまた感染か、春節目前に緊張感(トップニュース)/台湾


ニュース 社会 作成日:2022年1月3日_記事番号:T00100330

《新型肺炎》防疫ホテル内でまた感染か、春節目前に緊張感(トップニュース)/台湾

 中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は2日、新型コロナウイルスの輸入症例として同日発表した台湾籍30代男性(第1万7,181例)は、中国から12月12日に入境後、14日間の外出制限「居家検疫」のため滞在していた台北市中山区の防疫ホテルで隣室だった台湾籍40代男性(第1万6,941例)から変異株のデルタ株に感染した疑いがあると説明した。26日に居家検疫を終えて帰宅し、今年1月1日に症状が現れ、検査で感染が確認された。Ct値は18.1。同居の家族6人を含む濃厚接触者8人は検査で陰性だった。昨年12月より防疫ホテル内での感染とみられるケースは4件目。春節(旧正月、2022年は2月1日)シーズンの帰省ラッシュを迎えた中で、防疫ホテルが市中感染の抜け穴とならないか、緊張が高まっている。3日付自由時報などが報じた。

/date/2022/01/03/00taipei-cover_2.jpg黄・台北副市長は、30代男性(第1万7,181例)が立ち寄った幼稚園、コンビニエンスストア、朝食店などの消毒作業は完了したと説明した(台北市政府リリースより)

 30代男性(第1万7,181例)の接触者は41人で、うち34人は検査で陰性、1人が検査中、6人が検査待ちだ。濃厚接触者の8人は、同居の家族6人と、ベビーシッター1人、タクシー運転主1人で、それぞれ検査で陰性だった。

 30代男性(第1万7,181例)は帰宅後、同居の子どもを幼稚園に送り迎えしていた。同幼稚園はきょう3日と4日休園とし、園児165人と職員22人の検査を実施する。

 30代男性(第1万7,181例)の感染経路は調査中だ。台北市の黄珊珊・副市長は、防疫ホテルの職員との接触や、空調を介して感染した可能性は排除しないと説明した。その上で、今後、防疫ホテルの検査を強化するほか、空調設備の点検を実施すると表明した。また、今週中にも、防疫ホテルの職員に対し新型コロナワクチンの追加接種(ブースター接種)を義務付ける方針を示した。

オミクロン株、初の域内感染

 指揮センターは3日、台北市中正区の防疫ホテルの6階と5階で居家検疫を行い、21年12月28日と30日に輸入症例と発表されたオミクロン株感染者2人(第1万7,058例、第1万7,099例)について、5階に宿泊していたオミクロン株感染者(第1万7,085例)から感染したとして、域内感染に変更したと発表した。オミクロン株の域内感染は初めてだ。

 また、3日付聯合報などが台北市中正区の防疫ホテル2軒、北投区の防疫ホテル1軒でも館内での新型コロナ感染の疑いがあると伝えた。黄・副市長は、いずれも海外から入境した輸入症例で、域内感染への変更はないと説明した。

 

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