ニュース 社会 作成日:2022年1月6日_記事番号:T00100414
中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は5日夜、桃園国際空港の清掃員3人(第1万7,307〜1万7,309例)の新型コロナウイルス域内感染を発表した。桃園空港の域内感染は清掃員7人、防疫タクシー運転手1人の計8人に増え、うち2人は感染力が強い変異株、オミクロン株感染が確認されている。清掃員の1人は、桃園市中壢区のカラオケ同好会が年末年始に開催したイベントに5日連続で参加していたため、参加者800人に対し検査を実施する。指揮センター指揮官の陳時中・衛生福利部(衛福部)長は、防疫レベルを引き上げる必要はないものの、「厳しい試練は始まったばかり」と危機感を示した。6日付聯合報などが報じた。
新型コロナ域内感染が確認された清掃員7人はいずれも、信実公寓大廈管理維護(シンシア)子会社の従業員で、第2ターミナルの深夜勤だった。それぞれの持ち場は異なり、従業員が通勤に利用するシャトルバスを介して感染が広がった可能性がある。指定以外のバスに勝手に乗っていた感染者もいた。
清掃員、残り861人は陰性
新型コロナ域内感染確認を受けて桃園空港に設置された前進指揮所は5日夜、第1ターミナル、第2ターミナルの深夜勤清掃員93人全員を集中検疫所に移送した。隔離対象とならなかった残りの清掃員768人はきょう6日と7日に簡易検査を実施し、8日にPCR検査を行う。
清掃員深夜勤93人は5日午後10時ごろ、集中検疫所に順次移送された(5日=中央社)
前進指揮所の指揮官、衛福部付属医療・社会福利機構管理会(医福会)の王必勝・執行長はきょう6日午前、検査の結果、これまでに感染が確認された7人以外は陰性だったと説明した。
陳・衛福部長は6日の記者会見で、感染が確認された計8人の家族は、全員が陰性だったと述べた。
マスク外して会食も
桃園市政府衛生局によると、清掃員(第1万7,239例)は、2021年12月29日〜22年1月2日に5日連続で、中壢区のカラオケ同好会「金嗓歌友会」のイベントに参加していた。金嗓歌友会によると、12月31日の大みそかイベントには会員ら約800人が参加した。
魯明哲・立法委員(国民党)がフェイスブック(FB)に投稿した当日の写真によると、大勢が円卓でマスクを外して会食したり、ステージに上がったりしていた。
金嗓歌友会のイベントの様子(魯・立法委員フェイスブックより)
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