ニュース 社会 作成日:2022年1月7日_記事番号:T00100438
中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は7日、桃園国際空港関連で新たに4人の新型コロナウイルス域内感染を確認したと発表した。清掃員(第1万7,239例)が年始年末に参加した中壢区のカラオケ同好会のイベント参加者ら3人と、第2ターミナルの警備員1人。桃園空港関連の感染者は12人に増えた。清掃員(第1万7,239例)からは感染力が強い変異株、オミクロン株が検出されている。指揮センター指揮官の陳時中・衛生福利部(衛福部)長は6日、「オミクロン株が市中に侵入した」と緊張感をあらわにした。7日付聯合報などが報じた。
イベントで実聯制を実施せず
清掃員(第1万7,239例)が年始年末に参加したカラオケ同好会「金嗓歌友会」のイベント参加者ら800人余りの検査で、タクシー運転手の50代男性(第1万7,368例)、50代女性(第1万7,369例)の会員2人と、その同居の妹(第1万7,370例)の計3人の感染が確認された。指揮センターは7日、検査した592人のうち、3人以外の589人は陰性だったと発表した。
清掃員(第1万7,239例)は昨年12月31日と今年1月1日に同好会の施設を訪れ、マージャンをしていた。監視モニターによると、マスクを着用していたが、同席の3人が常時マスクをしていたかは不明瞭だった。金嗓歌友会の陳中央・館主によると、イベント当日は「実聯制」(連絡先など最低限の個人情報を取得し、最大28日間保管)を行っていなかった。同好会の会員は812人、平均年齢は65歳で、定年退職者が多い。
鄭文燦・桃園市長は、検査会場を増設し、周辺住民に検査を呼び掛けると説明した。
一方、桃園空港の警備員の20代女性(第1万7,371例)は、第2ターミナルの1階到着ロビー、3階の出発ロビー付近で勤務していた。1月2日を除き、昨年12月29日からきのう6日まで勤務していた。清掃員らが利用する従業員用シャトルバスは利用していなかった。職場での接触者など390人への検査は、107人が陰性、257人が検査中、ほか26人が検査待ちだ。
桃園空港に設置した前進指揮所の指揮官、衛福部付属医療・社会福利機構管理会(医福会)の王必勝・執行長は6日フェイスブック(FB)に、桃園空港を視察し、最初に感染した場所は、第2ターミナル荷物受け取り場の第6ベルトコンベア横にあるトイレか、P3駐車場のトイレの可能性があると投稿した。清掃員は従業員用シャトルバス内で感染が広がった可能性があると指摘した。
王・執行長は桃園空港を視察し、「空港は広い…」とコメントした(王・執行長FBより)
陳・衛福部長は、桃園空港関連の感染状況は緊張感を増しているが、感染経路はまだ追えていると述べた。
オミクロン株4人に
指揮センターは6日、桃園空港の清掃員2人(第1万7,239例、第1万7,238例)もオミクロン株が確認され、オミクロン株感染は4人になったと説明した。
指揮センターは7日、清掃員3人(第1万7,230例、第1万7,238例、第1万7,239例)と、防疫タクシー運転手(第1万7,240例)のオミクロン株はゲノム配列が異なり、別々の感染経路だとの見解を示した。クラスター(感染者集団)は11人となった。
また陳・衛福部長は7日、清掃員(第1万7,307例)はN抗体が陽性で、発症日が最も早く、Ct値も当初最も高かったため、一番初めに感染した可能性があると指摘した。
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