ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

古紙輸出、条件付きで解禁へ


ニュース その他製造 作成日:2008年9月5日_記事番号:T00010046

古紙輸出、条件付きで解禁へ


 経済部工業局は4日、製紙業者、古紙回収業者の代表らと会合を持ち、1年前から実施している古紙の輸出禁止措置を条件付きで緩和することを決めた。5日付経済日報が伝えた。

 台湾からの古紙輸出は、中国の製紙会社による買い占め行為で市場が混乱することを防止するため、昨年8月から禁止されている。これに対し、古紙回収業者は今年2月と8月に工業局に輸出解禁を陳情していた。

 工業局は製紙業界と古紙回収業者の意見をくんだ上で、個別の古紙回収業者に2005年から07年までの最高輸出量の2.5~5倍を上限として、輸出を認めることにした。輸出解禁から1年後に台湾の古紙市場が安定していると確認できれば、輸出を完全自由化する。

 これに対し、製紙業界は輸出上限を05年水準の3万2,000トン以内に抑えるべきだと主張している。台湾では最近、輸出禁止で在庫がだぶつき、古紙価格が値下がりしていた。