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《新型肺炎》桃園空港クラスター30人に、9千人に大規模検査(トップニュース)/台湾


ニュース 社会 作成日:2022年1月10日_記事番号:T00100463

《新型肺炎》桃園空港クラスター30人に、9千人に大規模検査(トップニュース)/台湾

 新型コロナウイルスの域内感染が8日に2人、9日に11人、10日に6人確認され、桃園国際空港関連のクラスター(感染者集団)は計30人に増えた。警備員、清掃員とその家族、カラオケ同好会参加者のほか、手荷物カートの作業員、ホームヘルパーの妻と子供、妻の勤務先の家族3人、子供の通う安親班(放課後の学童教育施設)などにも感染が広がった。中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)指揮官の陳時中・衛生福利部(衛福部)長は8日、必要があれば桃園市のみ防疫レベルを第3段階(レベル3)に引き上げる可能性があると語った。10日付聯合報などが報じた。

/date/2022/01/10/00zheng2_2.jpg鄭・桃園市長は9日、桃園空港で働く人の多くが桃園市内で暮らしており、桃園空港で感染者が1人確認されれば、市中に1人いるに等しいと述べた(9日=中央社)

 桃園空港のクラスター発生を受け、8日から桃園空港関連8,924人に大規模検査を実施した。

 8日発表した新型コロナの域内感染2人は、桃園空港の警備員(第1万7,414例)と新北市の防疫タクシー運転手(第1万7,415例)。新北市の防疫タクシー運転手(第1万7,415例)は、桃園空港のクラスターに含まれるか調査中だ。

 9日発表した域内感染11人は、桃園空港関連が10人で▽清掃員2人(第1万7,474例、第1万7,475例)、▽清掃員(第1万7,308例)の家族2人(第1万7,468例、第1万7,469例)、▽清掃員の隣の職場の手荷物カートの作業員2人(第1万7,453例、第1万7,473例)、▽手荷物カート作業員(第1万7,473例)の妻(第1万7,472例)、妻がホームヘルパーとして働く家庭の3人(第1万7,416例、第1万7,470例、第1万7,471例)──。このほか、桃園空港とは無関係の台北市の防疫タクシー運転手(第1万7,467例)の感染が確認された。

 10日発表した6人は、▽カラオケ同好会イベント参加者(第1万7,369例)の家族(第1万7,487例)、▽手荷物カートの作業員2人(第1万7,503例、第1万7,506例)、▽手荷物カートの作業員(第1万7,473例)の同居の子供(第1万7,504例)、▽子供(第1万7,504例)が通う安親班の同級生(第1万7,505例)、▽手荷物カート作業員(第1万7,473例)の妻(第1万7,472例)の友人(第1万7,507例)──。

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 ホームヘルパー(第1万7,472例)は1月1~8日の間に、8つの家庭で勤務していた。桃園市政府衛生局は、各家庭の全員の検体を採取した。

3500人に検査呼び掛け

 鄭文燦・桃園市長は9日、感染者の家族など接触者は1回目の検査で陰性が多かったが、潜伏期間があるため、2回目以降の検査で陽性となることがあると指摘した。

 また、これまでに感染者が確認された中壢区のカラオケ同好会「金嗓歌友会」の会員730人や、周辺住民など3,500人の携帯電話に、検査を呼び掛けるメッセージを一斉送信した。

 桃園市政府は、きょう10日から、尾牙(忘年会)などの大型イベントは春節(旧正月、2022年は2月1日)まで延期する。民間に対しても、大型イベントの自粛や規模縮小を呼び掛けた。

水際対策、厳格化へ

 陳・衛福部長は10日、あす11日午前0時から、▽欧米、▽中東、▽オーストラリア・ニュージーランド──など長距離路線の入境者に対し、到着時のPCR検査で陰性と確認できるまで待機させ、陽性の場合は医療機関に直接移送すると発表した。

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