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作成日：2008年9月5日_記事番号：T00010049
豊泰が自社ブランド創設、受託専業からの脱却図る
ナイキのスポーツシューズ受託生産で知られる製靴大手の豊泰企業が、受託専門メーカーからの脱却をめざし、子供靴および成人向けカジュアルシューズの自社ブランド、「＠ｆｉｔ」を立ち上げる。同ブランドの商品は11月から台湾で販売する予定だ。５日付経済日報が報じた。
「＠ｆｉｔ」ブランドは、豊泰がナイキから受託している高級路線とは異なり、「低価格高品質」戦略を採る。子供靴は１足280台湾元（約950円）、成人向けカジュアルシューズは１足1,000元に設定し、同業他社にプレッシャーをかけたい考えだ。
「＠ｆｉｔ」では既に子供靴の団体購入を受け付けているが、豊泰幹部は「成人向けも今後まず団体購入の受注を主とし、後に小売店での販路を開拓する」としている。
豊泰の陳麗琴財務長は、同ブランドの製品は、ナイキとは性質が異なり、同社の受託関係には影響しないとしている。生産ラインもナイキと契約しているラインは使用せず、子供靴は中国福建省、成人向けはベトナムで生産するという。
