中央流行疫情指揮中心（中央流行疫情指揮センター）は11日、新型コロナウイルスの域内感染12人を確認したと発表した。うち２人は台北市の医療従事者、４人が桃園市の電子メーカーの従業員だ。

　12人の内訳は▽桃園国際空港の清掃員２人の家族２人（第１万7,533例、第１万7,534例）、▽手荷物カートの作業員（第１万7,473例）の同居の子供（第１万7,504例）が通う安親班の同級生（第１万7,505例）の母（第１万7,573例）、▽手荷物カートの作業員の妻（第１万7,472例）がホームヘルパーとして働く家庭の家族２人（第１万7,574例、第１万7,575例）、▽妻（第１万7,472例）の桃園市の電子メーカーで働く友人（第１万7,507例）の同僚４人（第１万7,535例、第１万7,569例、第１万7,576例、第１万7,577例）、▽台北市の医療従事者２人（第１万7,570例、第１万7,571例）とその友人（第１万7,572例）──。

　台北市の黄珊珊・副市長は、台北市の医療従事者（第１万7,570例）は台北市大同区の台北市聯合医院中興院区の看護師だと述べた。

　桃園市の電子メーカーでの５人の感染確認を受け、指揮センターの陳時中・衛生福利部（衛福部）長は、工場の操業を停止し、従業員280人を集中検疫所に移送したと説明した。

輸入症例、58人

　指揮センターは同日、58人の輸入症例を発表した。死者はゼロだった。

　台湾での感染確認者は累計１万7,463人となった。内訳は、輸入症例が2,762人、台湾での域内感染が１万4,647人など。死者は累計850人。

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