８月の中古車の売買などによる名義変更件数は、前年比19.8％減の５万1,136件で、１～８月累計では7.8％減の46万275件だった。新車市場だけでなく中古車市場も、自動車や住宅など大きな買い物には縁起が悪いとされる旧暦７月「鬼月」（今年は８月１日～30日）の影響を受けた形だ。５日付蘋果日報が報じた。
裕隆集団傘下、中古車オークション業務を担う行将企業の洪舜彦副総経理によると、これまでは中南部で不景気による買い控えが顕著だったが、今月は大台北地区（台北県市、基隆市）でも不況の影響が深刻化したという。８月の大台北地区の名義変更件数は、23.5％減の１万1,561件だった。
洪副総経理はまた、自動車の買い替え年数が伸びていることも指摘した。１～８月累計で、使用年数が10年以上の中古車の割合は50.9％に上り、４年以下の割合は13.4％だった。
