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インテルが社員紹介制度、最高24万元の報奨金(トップニュース)/台湾


ニュース 電子 作成日:2022年1月12日_記事番号:T00100514

インテルが社員紹介制度、最高24万元の報奨金(トップニュース)/台湾

 米半導体大手、インテルの台湾支社の汪佳慧・総経理は11日、社員紹介制度(エンプロイーリファラルプログラム、ERP)を導入しており、指定7社の人材を引き抜き、採用できれば、紹介した社員に対し、最高24万台湾元(約100万円)の報奨金を支給すると述べた。社名は明らかにしていないが、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)やIC設計最大手、聯発科技(メディアテック)、クアルコムなどが対象と予想されている。半導体人材の争奪戦が過熱している。12日付工商時報などが報じた。

/date/2022/01/12/00intel_2.jpg汪・総経理は11日、インテルの企業文化をよく理解する社員が、優秀な人材を紹介してくれる可能性があるので、ヘッドハンティングの経費を社員に還元すると述べた(11日=中央社)

 汪・総経理は、女性の人材獲得を奨励しており、社員紹介制度で女性を採用できれば最高16万元を支給し、男性を採用できれば、最高8万元を支給すると説明した。指定7社は、半導体業、台湾の地場メーカーに限定せず、外資の台湾支店も対象と説明した。

 業界では、インテルは先進パッケージング(封止)を強化する考えで、指定7社は、▽メディアテック、▽TSMC、▽日月光投資控股(ASEテクノロジー・ホールディング、ASEH)、▽クアルコム、▽アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、▽エヌビディア──などと予想されている。フェイスブック(FB)、マイクロソフト(MS)、グーグル、アップルが含まれるとの見方もある。

賃上げ、総額20億ドル超

 汪・総経理は同日、給与構造を見直し、現金または株式付与で、世界で総額20億米ドル以上の賃上げを実施すると述べた。昨年末に社員向けに通知済みで、賃上げ幅には言及していないが、従来の水準を上回ると説明した。新しい給与構造は、今年4月から適用されるとみられる。

 インテルの従業員は世界に約11万人。アジアでは、台湾とマレーシアが主要拠点だ。台湾の従業員は1,000人以上で、台北市と新竹エリアに集中している。

 汪・総経理は、今年も台北と新竹拠点で求人を続けると述べた。

 

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