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義隆電、光学マウスの特許訴訟で勝訴


ニュース 電子 作成日:2008年9月5日_記事番号:T00010053

義隆電、光学マウスの特許訴訟で勝訴

 
 IC設計の義隆電子(ELAN)が米アバゴ・テクノロジーズより光学マウスの知的財産権を侵害したとして訴えられていた裁判で、米カリフォルニア州連邦地方裁判所はこのほど、争点となった特許の一部は従来技術であるとしてアバゴの訴えを無効する判決を下した。5日付工商時報が報じた。

 義隆によると、従来技術として認められた「5,786,804号特許の第14項目」は、手で動かす装置の動きを追跡するシステムで、主に同社の光学マウスチップなどで使われている。今回の判決の結果、毎月数百万枚を出荷する光学マウスチップで余分な権利金を支払う必要がなくなるという。

 かつて原相科技(ピクスアート・イメージング)もCMOSセンサーと同チップを採用した光学マウスがアバゴより特許侵害で訴えられたが、2006年7月に相互にライセンスを供与することで和解し、原相はその後市場シェアの拡大に成功した。義隆は原相をモデルにアバゴと和解するかどうかについて「裁判が終わってから改めて検討したい」としている。