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力晶12インチ工場、液晶駆動ICの受託生産へ


ニュース 電子 作成日:2008年9月5日_記事番号:T00010055

力晶12インチ工場、液晶駆動ICの受託生産へ

 
 力晶半導体(PSC)は、DRAM市場が供給過剰で相場が過去最安値を更新していることを受け、第4四半期にも中部科学工業園区(中科)にある12インチウエハー工場(通称12A工場)を液晶駆動ICの受託生産に充てる方向で検討しているもようだ。台湾のDRAMメーカーで、12インチウエハー工場で非メモリー半導体を生産するのは同社が初めてとなる可能性がある。5日付工商時報が伝えた。

 同社の8月の売上高はDRAM市場の低迷が響き、前月比17.56%減の50億3,800万台湾元(約169億4,000万円)にとどまった。1~8月の累計では前年同期比26.98%減の434億2,900万元にとどまっている。

 同社は65ナノメートル製造プロセスの採用拡大で生産コストの削減に努める一方、日系顧客を中心にDRAM以外の受託生産も行い、DRAM市場の低迷による悪影響を最小限に抑えたい構えだ。12A工場における液晶駆動IC生産もその一環だ。