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《新型肺炎》春節の帰省ラッシュ本格化、輸入症例で医療資源逼迫も【表】/台湾


ニュース 社会 作成日:2022年1月13日_記事番号:T00100560

《新型肺炎》春節の帰省ラッシュ本格化、輸入症例で医療資源逼迫も【表】/台湾

 中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は、あす14日から春節(旧正月、2022年は2月1日)の帰省ラッシュがピークを迎え、1日に3,000~4,000人が入境するため、1日当たりの新型コロナウイルス輸入症例は100人を超えると予想した。専門家は、医療リソースの逼迫(ひっぱく)や、防疫ホテルの収容能力不足を懸念している。13日付聯合報が報じた。

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 指揮センターが12日発表した新型コロナ輸入症例92人のうち、58人は空港での検査で感染が確認された。空港の入境者の同日の陽性率は9.28%と、10%近かった。

 指揮センター指揮官の陳時中・衛生福利部(衛福部)長は12日、各症例の感染経路は把握しており、制御できている状況だと説明した。国際便の減便など、規制の強化は検討していないと述べた。

 衛福部の石崇良・次長は、医療崩壊を回避するため、▽緊急時の対応を担う北部の24の医療機関を4グループに分け、順番に患者を受け入れる、▽同じ航空便の感染者は2人を同じ病室に収容可能とする、▽感染後、2度のPCR検査で陰性となり、Ct値が30を上回れば退院を認める──などの対策を提案した。

/date/2022/01/13/18chen_2.jpg陳・衛福部長(中)。桃園空港での長距離路線の入境者に対するPCR検査機器は12日、60台増設し、101台となった(12日=中央社)