桃園市中壢区の聯邦商業銀行（ユニオン・バンク・オブ台湾）健行支店で新型コロナウイルスのクラスター（感染者集団）が発生し、会食が感染拡大の原因とみられる中、中央流行疫情指揮中心（中央流行疫情指揮センター）は13日、飲食店の店内飲食は禁止しないと改めて説明した。14日付中国時報が報じた。
北部のある百貨店のフードコートでは仕切り板が設置された（12日＝中央社）
指揮センター指揮官の陳時中・衛生福利部（衛福部）長は、現時点で規制は強化せず、店内飲食の感染リスクが高いと思う消費者は、行かなければいいだけだと述べた。
ホテルや飲食業では、春節（旧正月、2022年は２月１日）前の尾牙（忘年会）や会食の予約キャンセルが相次いでいる。
ホテル運営大手の晶華国際酒店（フォルモサ・インターナショナル・ホテルズ、ＦＩＨ）は、尾牙の予約をテイクアウト弁当に変更する電話が相次ぎ、ホテル館内で50テーブルがキャンセルされたほか、台北南港展覧館での大型ケータリング２件が見合わせとなったと説明した。
漢来美食（ハイライ・フーズ）は、尾牙や春酒（新年会）の予約状況は良好で、１組だけ80テーブルの予約を延期するか食事券に変更することを検討していると説明した。
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