ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム 会社概要 採用情報 お問い合わせ

コンサルティング リサーチ セミナー 在台日本人にPR 経済ニュース 労務顧問会員

セブンが初のスーパー型店舗、生鮮・冷凍食品を倍増(トップニュース)/台湾


ニュース 商業・サービス 作成日:2022年1月19日_記事番号:T00100636

セブンが初のスーパー型店舗、生鮮・冷凍食品を倍増(トップニュース)/台湾

 コンビニエンスストア最大手のセブン-イレブンは18日、台北市士林区に生鮮・冷凍食品を強化した初のスーパーマーケット型店舗「OPEN NOW(オープンナウ)」集鑫店をオープンした。売り場や冷蔵・冷凍設備の規模が一般店舗の4倍で、取り扱い商品は3,000品目以上と一般店舗の2倍だ。新型コロナウイルスの影響や少人数世帯化を受け、自炊や個食を視野に少量で販売する。春節(旧正月、2022年は2月1日)連休を前に、スーパーや量販店の客層を取り込む狙いだ。19日付工商時報が報じた。

/date/2022/01/19/00seven-eleven_2.jpg冷凍ショーケースを設置した店舗が増えた(統一超商提供)

24時間対応で配達

 集鑫店は、住宅やオフィスビルが立ち並ぶエリアにある。普段忙しくて買い物に時間をかけられない人がターゲットだ。サテライト倉庫も兼ね、店舗の周辺5キロメートル以内なら、24時間対応でデリバリーサービスを提供する。

 セブン-イレブンを展開する統一超商(プレジデント・チェーンストア)の主管は、新型コロナの感染拡大で、人との接触を避けるため、外食を控え、自炊する消費者が増えていると指摘した。今後、スーパー型店舗を増設する可能性もある。

900店以上に生鮮・冷凍食品

 セブン-イレブンは近年、生鮮・冷凍食品を強化している。2020年から「厳選鮮物素材」コーナーを拡大して、安永鮮物(ANYO)などの冷凍食品を増やし、台塑集団(台湾プラスチックグループ)の台塑蔬菜(フォルモサ・ベジタブル)と提携して、生鮮食品コーナーを設置した。生鮮・冷凍食品を強化した店舗は900店以上だ。

 統一超商は、春節シーズンが近づく中、生鮮・冷凍食品の売上高が通常より2割増えると予想した。

 セブン-イレブンの店舗数は6,379店。21年の連結売上高は前年比1.65%増の2,627億2,700万台湾元(約1兆900億円)だった。


【セミナー情報です】

日本人向けワイズ経営塾、台湾新任編で、経営の基礎と、台湾のビジネス環境を学びませんか?2月25日開講。オンライン受講も可能です。
検索は「ワイズ、2月新任編」。

【セミナー情報の詳細はこちら】
https://www.ys-consulting.com.tw/seminar/98050.html