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新光三越22年4%増収目標、2店新規出店も(トップニュース)/台湾


ニュース 商業・サービス 作成日:2022年1月20日_記事番号:T00100659

新光三越22年4%増収目標、2店新規出店も(トップニュース)/台湾

 百貨店最大手、新光三越百貨の呉昕陽・総経理は19日、2022年の連結売上高目標として、既存店舗だけで前年比4.08%増の830億台湾元(約3,400億円)を掲げた。コロナ前の19年比で2.85%増の計算だ。新光三越は、1月26日に初のアウトレットモール「skm park」を高雄市前鎮区でプレオープンするほか、12月24日にも台北市大安区の複合高層ビル「ダイヤモンド・タワーズ」に百貨店を出店する予定で、22年売上高をさらに押し上げる見込みだ。20日付経済日報などが報じた。

/date/2022/01/20/00skm_2.jpg呉・総経理は、「skm park」は平均7割引きと説明。今後も追加出店したいが、台湾にはアウトレットが多すぎると語った(19日=中央社)

 呉・総経理は、昨年は新型コロナウイルスの防疫レベル3で、5〜8月の売上高が3〜5割減少したが、今年は▽ワクチン接種率の上昇、▽既存店舗のリニューアル、▽ポイントサービス「skmポイント」、自社モバイル決済サービス「skm pay」、インターネット通信販売サイト「skmオンライン」など、270万人の会員向けサービス強化──を理由に、高い目標を掲げたと説明した。

 新光三越は今年、台湾の全15店舗のうち41件の改装を計画しており、うち11件が大規模改装だ。

 新光三越が17年に買収した大魯閣草衙道(タロコパーク)のショッピングセンター(SC)を改装する「skm park」について呉・総経理は、初年度の売上高目標は50億元と、タロコパーク時代より60%増えると説明した。

 ダイヤモンド・タワーズは、新光三越にとって台湾で7年ぶりの百貨店の新規出店となる。既に9割以上の入居テナントが決まった。

例年通り春節ボーナス・賃上げ

 新光三越の21年売上高は797億5,000万元で前年比1.35%減と、異例の前年割れとなった。新型コロナの感染者が訪れていたことで、各店が21日間休業したことが響いた。

 うち台中中港店(台中市西屯区)は前年比10%増の214億元と過去最高を更新し、店舗別で業界首位を維持した。台北信義新天地(台北市信義区)A4館と、台南新天地(台南市中西区)を合わせた3店が1割増収、過去最高を更新した。台南新天地は売上高100億元台を維持した。

 呉・総経理は、春節ボーナス(年終奨金)は例年通り平均2カ月以上支給し、3%以上の賃上げを実施すると説明した。

 

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